独学で英語が読めるようになりたい…
洋書を楽しみながら読めるようになりたい…
資格試験のリーディングが苦手だから独学で対策したい…
そんなふうに思っているあなたに、私はとても共感します。
なぜなら私も、英語が全くできなかった20歳の時(当時TOEIC300点台)、「カッコよく洋書が読めるようになりたい…」と夢見ていた1人だったからです!
電車に乗りながら、サッと洋書を取り出し英語で読書を楽しめる。洋書だけじゃなくタイムやエコノミストといった難しい英文雑誌も読める。資格試験のリーディングもスラスラ読める。
そんなふうに、なりたいですよね?しかもできれば、独学で…
今日はそんなあなたのために、独学で英語が読めるようになる方法を徹底解説します。
全く英語ができなかった私も、今日お伝えする方法を実践し、今では毎日、洋書の読書を楽しんでます!
洋書だけでなく、英検1級レベルの長文問題も9割以上の正答率を取れるようになり、エコノミストやタイムといった英文雑誌も読めるようになりました。
独学でここまで英語が読めるようになるためには何が必要なのか?
それは、私たち日本人が今まで思い込んできた「英語が読める」という考え方を、根本から変えていく必要があるのです…!
これを知ったら「英語が読める」という前提が根本から覆り、あなたの今後の英語学習が様変わりしますよ!ぜひ、最後まで読んでみてください!
今回の「独学で英語が読めるようになる方法」を読むメリット
- なぜ、日本の英語教育だと英語を英語のままスラスラと読むことができないのかがわかる!
- 独学で英語が読めるようになるための具体的な方法がわかる!
- 洋書が楽しめるレベルまでの具体的なカリキュラム付き!
岡山 太|独学英語コーチ
- 20歳から独学で英検1級・TOEIC 900点・TOEFL iBT 100点を達成し英語が話せるように
- 累計生徒数千名の英語指導に関わる
- 小学生で英検準1級・中学生で英検1級合格などの指導実績
- 株式会社明光ネットワークジャパンにて、生徒数千名を輩出した英語スクールの事業責任者などを歴任
- 趣味は洋書の読書
英語が読めるとはどういうことか?
そもそも、「英語が読める」とはどういうことなのでしょうか?
あなたはそのことを、しっかり考えたことがありますか?
では早速ですが、以下の英文を読んでみてください。
女性|Billy, have you given the dog a bath, yet?
男子|Not yet, Mom. My favorite TV show is on.
女性|Billy, you’ve been wataching TV all day. Go outside and wash the dog now!
英検準2級23年度第2回リスニングNo.1
さて、この英文を読んだ時、あなたの頭の中は次のようになっていませんでしたか?
“have you given ~”だから、これは現在完了だっけ?
“give”の文型は確か第五文型だから”give the dog a bath”で、犬に”a bath”を与えるって意味かな?
きっと多くの人が、このように頭の中で文法を日本語で考えたり、和訳をしながら英語を読んだと思います。
私も20歳で独学を始めた時は完全にこの状態でした!
ここで、「英語を読める」とはどういうことなのかを明確にしておきましょう。
「英語が読める」というのは、英文を読んだ時に和訳できることでも、文法について日本語で思考しながらSVOC分析をすることでもありません。
「英語が読める」というのは、英文を読んだ時に、和訳も日本語思考も介さずに、英語を英語のまま直接イメージで理解きるということです!
この定義から考えると、大半の人は「英語が読める」のではなく、「英語が和訳できる」もしくは「英語を文法的に考えることができる」だけなわけです!
ここ、とても大切なポイントです。
あなたは英語を読む時、日本語を介さずに直接イメージしながら読めていますか?
ほとんどの日本人は英語を読んでいるのではなく、英語を文法的に考え和訳しているだけ!
なぜ日本人は、英語が読めないのか?その原因は、日本の英語教育にあった
ではなぜ、私たち日本人は英語を英語のまま、スラスラと読めないのでしょうか?なぜいつも、和訳をしたり、文法を考えてしまうのでしょうか?
理由は、日本の英語教育にあります!
私たちは学校教育で、それなりに長い時間、英語を勉強してきました。
中学1年生から英語の授業が始まった人は、高校卒業まで6年間。大学受験で英語が必要であれば受験勉強でもかなり英語を勉強したはずです。
大学に進学した人であれば大学入学後も英語の授業があったはず。
つまり、多くの日本人は平均して6年以上は英語を勉強してきたわけです。
それなのになぜ、私たちは「英語が英語のまま読めない」のでしょうか。
理由は、和訳・文法中心のリーディング学習にあります。
英語が読めない原因である「和訳・文法中心のリーディング学習」とは?
恐らくあなたは学校で、以下のような問題を解いたことがあると思います。
以下の英文を和訳しなさい。
The woman dropped the mirror.
また単語テストも、以下のようなテストだったと思います。
以下の英単語の意味を日本語で答えなさい。
- affect
- claim
- purchase
あなたはこうしたテストでいい点数を取るために一生懸命勉強したかもしれません。正しく和訳ができるように文法知識を覚え、単語の意味も覚えました。
そしてテスト当日、あなたは必死に勉強した知識を使ってテストに挑みます。
そして見事、90点が取れました!
やった!90点!私が英語が得意なんだ!
さて、ここに大きな落とし穴があります。
あなたは確かに、学校のテストで90点が取れました。
けどそれは、「英語を和訳する力」を測るテストであって、「日本語を介さずに、英語を英語のまま読める力」を測るテストではなかったわけです。
こうして、「和訳ができれば英語ができるんだ」「文法が理解できているから英語が得意なんだ」という勘違いが刷り込まれていくわけです。
だから、たとえ学校のテストでいい点数が取れても、大学入試の英語でいい点数がとれても、小学生のネイティブが読むような子ども向けの洋書すらスラスラ読めない。読めたとしても、和訳しながら時間をかけないと読めない(つまりそれは、「読めていない」ということです)。
そういう状態に陥ってしまうのです。
学校の授業で文法を学び、英文を和訳し、それができたらテストでマルがもらえる。成績が良くなる。
確かにそれで「知識」は身につきます。しかし、そうした知識だけでは「英語は読める」ようにはならないのです。
日本の英語教育によって和訳グセが染み込んでしまい、英語が英語のまま読めなくなっていく!
独学で英語が読めるようになる方法、全部お伝えします
日本の学校教育で行われている「和訳・文法中心のリーディング学習」では英語が読めるようにならない。
では、どうすればいいのか?
ここからは具体的に、独学で英語が読める(日本語を介さずに英語を英語のまま読める)ようになる方法をお伝えしていきます!
独学で英語が読めるようになるためには、「多読」に取り組もう
以下の図を見てみてください。
この図は、著名な応用言語学者であるPaul Nationの学習理論*1や、成功した多くの英語学習者が行っていた学習法の研究*2、および科学的な英語習得法*3を参考にしながら、私自身の独学および生徒数千名の英語指導に応用しながら英語技能を分解したです。
*1 Nation, P. (2007). The four strands. Innovation in Language Learning and Teaching, 1(1), 2-13
*2 「より良い外国語学習法を求めて」竹内理【著】
*3 「英語学習論, スピーキングと総合力」青谷正妥【著】
今回はリーディングについて解説しますので、以下の部分に着目してください。
リーディングは大きく分けると2つの技能から成り立っていることがわかると思います。
それは、精読と多読です。
日本人が英語を英語のまま読めない原因である「和訳・文法中心のリーディング勉強」は、精読です。自分にとって難しい英文を、ゆっくり、精確に読んでいくのが勉強法です。
一方、「多読」とは自分にとって簡単な英文を速く、大量に読む学習法です。
私たちも日本語で書かれた本であれば自然と多読をしています。
日本語で書かれた本であれば、ただただ内容を楽しむために読んでいるはずです。いちいち「この日本語はどんな文法だろう?」「日本語の勉強だ!」なんて考えながら読まないですよね。あくまで内容を楽しむためにガシガシ読む。これが多読。これと同様のことを英語でもやるわけです。
ただ、英文が難しいと、どうしても和訳してしまったり、文法を考えてしまいます。これでは多読になりません。
だから多読では、簡単な英語を大量に読むのです。
例えば、絵本。
上記は、Oxford Reading Tree(ORT)と呼ばれる絵本で、イギリスの学校でも副教材としても取り入れられているネイティブ向けの洋書絵本です。
ORTは以下のようなかなり簡単な英語レベルから始められます。
多読ではこうしたレベルから英語を速く、大量に読むのです。
私も独学を始めた時は、ORT含め、簡単な英語の本を大量に多読しました!
ちなみにこのORTですが、アプリを使えば500冊全てが月1,000円程度で読み放題です。
簡単な英語であれば、いちいち和訳をしたり文法を考えなくてもそのまま意味を理解しやすいです。
そして、簡単な英語を大量に多読することで、和訳をしなくても英語を理解できる英語脳が育っていきます。
多読は、研究でも様々な効果が実証されているとても有効な学習法です。国内で高い英語力を達成した人で「多読をしていない」という人を見つけることの方が難しいです。
英語を英語のままイメージでスラスラと読めるようになるためには多読は必須です!ぜひ、取り組んでください。
多読と並行して単語を暗記しよう(最終ゴールは1万語)
独学で英語が読めるようになりたい人が避けて通れないのが「単語の暗記」です。
多読を進めていく中で、わからない単語が増えてくると多読が行き詰まることがよくあります。
多読が挫折する原因の多くが語彙不足です。
だから、多読と並行して単語も覚えていきましょう。
「英検の単語」を覚えていくのがオススメです!
なぜ、英検の単語なのでしょうか?
大人向けの資格試験として有名なのはTOEIC。しかし、TOEICはビジネス向けなので、単語もビジネス単語が多いです。そのため、洋書の多読とは相性が良くありません。
英検がオススメなもう一つの理由は、級別で単語レベルが分けられているからです。つまり、あなたのレベルに合ったレベルから単語学習が行えます。
級 | 合格に必要な目安単語数 |
---|---|
5級 | 300 ~ 600 |
4級 | 600 ~ 1,300 |
3級 | 1,250 ~ 2,100 |
準2級 | 2,600 ~ 3,600 |
2級 | 3,800 ~ 5,100 |
準1級 | 7,500 ~ 9,000 |
1級 | 10,000 ~ 15,000 |
英検単語を覚える教材としては「でる順パス単」がオススメです。
「自分はこのぐらいの級から始めるのがいいかな」と思った該当級のパス単を、本屋さんで手に取って実際に見てみてください。
パラパラ見てみて、「見たことはあるけどパッと意味が思い出せない単語」が多く掲載されているレベルがオススメです。
もし、見たことも聞いたこともない単語ばかり掲載されていたらレベルが難しすぎる可能性があるので1つ下の級のパス単をチェックしてみましょう。
逆に、7〜8割以上、意味がわかる単語ばかりだと簡単すぎます。その場合は1つ上の級のパス単を確認して見てください。
英語が読めるようになるための英単語暗記の最終ゴールは1万語。つまり英検1級レベルです。
1万語覚えれば大人向けの洋書や英文雑誌もかなり楽しめるようになるからです。
英単語を覚えるのが苦手な人は、以下の「単語の覚え方」を参考にしてみてください!
英語に触れる時は、和訳ではなく「イメージするクセ」をつける
記事の最初で、「英語が読める」の定義は「日本語を介さずに英語を英語のままイメージで理解できること」とお話ししました。
なので英語に触れる時は必ずイメージする意識をつけてみてください。
例えば以下の英文を読む時、どんなイメージが湧いてきますか?
以下の英文をイメージしながら読んでみてください。
女性|Billy, have you given the dog a bath, yet?
(ビリー、もう犬をお風呂に入れたかしら?)
男子|Not yet, Mom. My favorite TV show is on.
(まだだよ、お母さん。僕の大好きなテレビ番組がやっているんだ。)
女性|Billy, you’ve been wataching TV all day. Go outside and wash the dog now!
(ビリー、あなた1日中ずっとテレビを見ているじゃない。すぐに外に出て犬を洗いなさい。)
英検準2級23年度第2回リスニングNo.1
まず最初の英文、“Billy, have you given the dog a bath yet?”を音読すると、私であれば以下のようなイメージが勝手に浮かんできます。
イメージをする時のコツは以下の通りです。
英語をイメージする時のポイント
- 誰と誰が会話をしているか?
→今回はお母さんと男の子 - どこでの会話か?
→今回は家の中 - 発言している人の表情や感情は?
→この後、発言している人の表情がイラスト上で変わるのでチェックしてください - 発言している人の内容は?
→今回は「犬をお風呂に入れた?」という質問
次の英文は以下のようなイメージが湧いてきます。
この調子で最後までイメージしてみますね!
この男の子はアニメが好きみたいですね(これは私の妄想)
この時、お母さんはどんな表情、どんな気持ちでしょうか?具体的にイメージしながら読んでいきます!
英語を読む時はこのように、まるで映画を頭の中で見ているかのようにイメージをしていく。
イメージしながら英語が読めるようになると英語を読むこと自体がどんどん楽しくなっていきますよ!
では、単語を覚えるときはどうでしょう?
例えば、”wrath”という単語を覚えたいとします。これは、「怒り・激怒」という意味です。
この時、「”wrath”は『怒り・激怒』という意味なんだな」で終わってはいけません。
私なら、ここまで”wrath”をイメージします!
このように、単に「wrath=怒り・激怒」として覚えるのではなく、その単語が持つ意味をイメージしながら覚えていくのです。
英語に触れる時は、常にイメージ!これは意識ひとつでできます。
日本の英語教育で身についてしまった「和訳グセ」を、こうして「イメージするクセ」に切り替えていくわけです。
「和訳グセ」が「イメージするクセ」が切り替われば切り替わるほど、英語を英語のままスラスラと読めるようになっていくのです。
単語は全部わかるのに英文が読めない時、初めて文法を学ぶ
独学で英語が読めるようになるためには、精読と多読のバランスが大切だとお話しました。
バランスが大切ということは、「精読も必要」だということです。
つまり、文法を勉強しながら難しい英文を読み込んでいく学習も、人によっては必要なのです。
ではどんな時に必要か?
それは、「単語は全部わかるのに英文の意味が取れない」という状態になったらです。その時初めて、文法(英文解釈含む)を学べばいいのです。
ここで注意しないといけないのは、文法学習にハマりすぎることです。
私たち日本人学習者は、「英語は文法から!」「英文解釈をやれば英語がスラスラ読めるようなる!」と受験英語に刷り込まれてしまっているので、すぐ精読に偏ります。
英語を読めるようになるためには精読と多読のバランスが重要という話でしたよね。
だからまずは、イメージしながらたくさんの英語を多読すること。これが大切です。
そして並行して単語を覚えていく。それでも英文が読めない時、初めて文法の学習を検討しましょう。
英文が読めなくなった時のオススメ教材は次のセクションで説明していますので参考にしてみてください。
独学で英語が読めるようになるカリキュラムを完全公開!
英語が読めるようになるために独学をしていて一番の難点は、迷子になりやすいことです。
英語独学は、登山のようなものです。英語力UPという険しい山を、自力で登っていかないといけないわけです。
例えば、次の状態を想像してみてください。
あなたは登山をしようとしています。けど、地図がない。だからどこに向かおうとしているのか、自分が今どこにいるのかもわからない。
どうなりますか?
絶対、遭難しますよね?
これ、英語を独学する時にしょっちゅう起こります。自分が今どこにいるのか、そもそもどこに向かっているのか、わからなくなるのです。そして闇雲に、人気そうな英語教材に飛びついてしまったりするわけです。
だから、独学英語のための地図を持ちましょう。独学で英語が読めるようになるための指針を持ちましょう。
そこで活用するのが、「英検」です。
単語のパートでも述べましたが、英検は級別で難易度が異なります。だから英検教材を活用することで、あなたの現状レベルから無理なく独学が進められるわけです。
例えば、自分の今のレベルに合わせてまずは英検準2級から始めてみる。
そして準2級の英文がスラスラ読めるようになったら、次は2級に進む。
こうして英検を指針に迷うことなく、独学で英語が読めるように登山していけるわけです。
英検を使うのはわかったけど、具体的に何から始めればいいの?
独学で英語が読めるようになるためのカリキュラムを公開します!
このカリキュラムに則って独学を進めば、基礎レベルから英検1級+洋書が楽しめるレベルまで登っていくことができます。
今から詳しく解説していきますね!
英語リーディング独学カリキュラム4つの軸
英語リーディング独学カリキュラムは、以下4つの軸で成り立っています。
英語リーディング独学カリキュラムの4つの軸
- 精読|細かく文法的に理解しながら精確に読む
- 単語|単語を覚える
- 多読|意味の理解だけに注意を向けて大量に読む
- 文法+英文解釈|文法知識を増やす
英検過去問を使って精読を行う
精読については、英検教材を使って学習を進めていきます。基本は英検過去問を使っていきます。
英検過去問のうち、まずはリスニングの英文から読んでいきましょう。なぜならリスニングの方がリーディングよりも英文が簡単だからです。
リスニングの英文がスラスラと読めるようになったら、次にリーディング(長文問題)の英文を読んでいきます。
でる順パス単を使って単語を覚える
並行して、「でる準パス単」を使い単語を覚えていきます。
語彙力を補強する理由は、多読で行き詰まらないようにするためでしたね!
精読と単語については5級から1級まで、順々とレベルを上げていきます。
精読と並行して多読を行う
さて、英検を単なる資格試験勉強として、「和訳・文法中心」で学習するだけでは英語は読めるようになりません。精読だけでなく、多読も必要なお話をしました。
だから英検に並行して、洋書多読を並行して進めていきます。
まずは今日ご紹介したOxford Reading Tree(ORT)からガシガシ多読していきましょう。
英語がもともと得意な人も、多読経験がないならORTから始めることをオススメします。
ORTが簡単すぎると感じるなら、さっさと全て読み切ってしまえばいいのです。
多読で実感して欲しいのは何より、「文法を考えることなくスラスラと英語の読書を楽しめる感覚」です。それを感じるためにも、今の精読レベルがどれだけ高くても多読経験がないならまずはORTから多読を始めます。
多読のレベルは以下のように上げていきます。
英語リーディング独学カリキュラムの多読レベルの上げ方
- 5級〜3級|Oxford Reading Tree(ORT)
- 準2級〜2級|ラダーシリーズ
- 準1級|ティーン向けの洋書
- 1級|大人向けの洋書や英文雑誌
英検3級レベルまでの間に、ORT500冊は全て読み切ってしまいましょう。
ORTが終わったらラダーシリーズに移っていきます(目安:英検準2級〜2級レベル)。
ラダーシリーズではレベルごとに使われる語彙や文法の難易度が調整されています!
英検準1級レベルから、ネイティブ向けの洋書にも挑戦してみましょう。
私のオススメはKindleで使って多読することです!
まずはネイティブのティーン向けの本がいいでしょう。実用書などのノンフィクションも比較的読みやすいものが多いです。
Kindleであればサンプルが無料で読めるので、楽しめるレベルのものを選択してください。
英検1級のリーディングが読めるようになった頃には、大人向けの小説や英文雑誌にも挑戦してみましょう。
単語は全てわかるのに英文が読めない場合は文法+英文解釈を勉強する
ここまでお伝えした学習を進めている中で、「単語は全てわかるのに英文が読めない」という状況に陥った場合は文法を学習していきましょう。
以下のように、自分の英検レベルと照らし合わせながら最適な文法教材を選択しましょう。
英語リーディング独学カリキュラムにおけるレベル別オススメ文法教材
- 〜英検3級|中学英文法をもう一度、ひとつひとつわかりやすく。
- 英検準2級|高校英文法をひとつひとつわかりやすく。
- 英検2級|読解のための英文法(必修編)
- 英検準1級|読解のための英文法(難関大編)
- 英検1級|英文解釈教室、英文解体新書
ただし、文法や英文解釈の勉強はあくまでオマケです。
英語を英語のまま読むようになるためには多読による大量のインプットが欠かせません。文法学習にハマりすぎないように注意してください。
英語リーディング独学カリキュラムまとめ
英語リーディング独学カリキュラムのポイントまとめ
- 「精読」「単語」「多読」「文法+英文解釈」の4軸で学習を進める
- 精読と単語は英検過去問とパス単を使って段階的にレベルを上げていく
- 多読は英検3級レベルまではORT、その後はラダーシリーズ、英検準1級レベルから洋書にチャレンジする
- 「単語は全てわかるのに英文が読めない」という状況に陥ったら、レベルに合った教材で文法(英文解釈含む)を勉強する
このカリキュラムに従って勉強を進めれば、「洋書を楽しめるレベル」にまで独学で登っていくことができますよ!
独学で英語が読めるようになるために、あなたに合った勉強法を見つけよう
今日は、独学で英語が読めるようになるための方法をお話ししてきました。
ポイントをまとめます。
独学で英語が読めるようになるためのポイントまとめ
- 「英語が読める」とは「英語を直接イメージで理解できること」であり、「和訳できること」ではない
- 英語が読めるようになるためには、精読だけでなく多読も必要
- リーディングに並行して単語を暗記していく
- 英語に触れる時は常にイメージを意識して、「和訳グセ」を「イメージするクセ」に切り替えていく
- 独学で迷子にならないためにも英検を活用していく
- 単語は全てわかるのに英文が読めなくなって初めて文法を学習する
今日お話しした内容を参考に学習を進めてもらえれば、独学で英語が読めるようになります。
英検1級レベルの英文を読むことも、洋書を楽しむことも独学で達成できます。
洋書が読めるようになると、楽しく読書するだけで勝手に英語が伸びていく理想の状態を作っていけますよ!
ただ独学で英語を勉強していると、悩みが尽きないのも事実…
自分の学習法に自信が持てない…
独学で英語を読めるようになりたいけど、自分は何から始めればいいの…?
英語の勉強がどうも続かない…
こういったお悩み、すごいわかります。
なぜなら私もこうした理由で散々、挫折しかけてきたからです!
もしあなたがこんなふうに悩んでいるのであれば、ぜひ一度、無料オンラインカウンセリングでお話をお伺いさせてください。
あなたの今のお悩み、日々の英語学習、英語レベルを全て分析し、あなたが英語で達成したい目標を叶えるために必要な英語学習の全てをお伝えします。
今日お伝えした「独学で英語が読めるようになる方法」についての質問も大歓迎です!
英語は国内で、独学で、できるようになります。正しい学習法を自分に合ったスタイルで継続さえできれば、必ずできるようになるのです。
ぜひ、正しい英語独学法をマスターして、楽しく英語を伸ばしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!