デュオリンゴテストの特徴は?対策はどうすればいいの?日本で一番詳しい解説【3万字超え】

デュオリンゴテスト(duolingo english test|DET)の特徴と対策

「留学に使えるデュオリンゴテストってどんなテスト?」
「デュオリンゴテストを受けようと思っているんだけどどんな問題が出るの?」
「短期でデュオリンゴテストの点数を上げたけど、どうやって対策すればいいの?」

そんな疑問に全てお答えするため、デュオリンゴテスト(duolingo english test|DET)の全てがわかる完全まとめ記事を作成しました!

この記事では、以下全てについて詳細に解説していきます。

「デュオリンゴテスト(duolingo english test|DET)完全まとめ記事」でわかること

  • デュオリンゴテストの特徴について(TOEFLやIELTSとの比較付き
  • デュオリンゴテストのスコアの見方と、TOEFL・IELTS・英検とのレベル比較
  • デュオリンゴテストではどんな問題が出るのか?
  • デュオリンゴテストの解法テクニック(全問題形式について解説します)
  • デュオリンゴテストを対策するためのオススメ教材
  • デュオリンゴテストの点数が伸ばすための学習戦略

詳しく解説しすぎてこの記事の文字数、なんと3万文字超えてます…!

岡山 太

気合い入りすぎてめちゃくちゃ長くなってしまいました…!

日本で一番、詳しいデュオリンゴテストのまとめ記事かと思います。

かなり長いので、目次を活用しながら必要なところのみを読んでいただいたり、ブックマーク保存して対策をしながら繰り返し読み直してもらえると嬉しいです。

では、始めます!

この記事を書いた人
ふとし|英語ナビゲーター。20歳から「ながら学習」を極めて、独学で英検1級・TOEIC900点・TOEFL iBT 100点を達成。子供から大人、初学者から英検1級レベルまで指導歴あり。

岡山 太|英語4技能コーチ

  • 20歳から独学で英検1級・TOEIC 900点・TOEFL iBT 100点を達成し英語が話せるように
  • 子どもから大人、初心者から英検1級レベルまで多くの英語学習者を直接指導
  • 株式会社明光ネットワークジャパンにて、生徒数千人を輩出した英語スクールの事業責任者などを歴任
  • 現在は、「全ての人の『英語が話せるようになりたい』を叶える」をミッションに、英語4技能コーチとして活動中。英語スクールのコンサルティングも行う
目次

デュオリンゴテストの特徴とは?何がそんなに便利なの?

まずはデュオリンゴテスト(duolingo english test|DET)の特徴から見ていきましょう。

英語4技能試験は色々ありますが、留学で使える試験として有名なものはTOEFLIETLSがあると思います。

しかしこのデュオリンゴテスト、TOEFLやIELTSと比較しても色々な利点があります。

結論から話すと、デュオリンゴテストは便利で、安いです!

具体的にTOEFLやIELTSと比較しながら説明していきます。

デュオリンゴテストは試験結果を海外大学に出願できる

デュオリンゴテストが有名になったのはコロナパンデミックの時。TOEFLやIETLSといった会場受験がマストな英語4技能試験が対応に追われている中、オンライン受験ができるデュオリンゴテストは一気に広がりを見せました。

現在ではIETLS、TOEFLに次いで約4,500校で採択されており、そこにはコロンビア、イェール、コーネル大学、MIT、大学院ではハーバードMBAなど世界のトップ校も含まれています。

留学のための英語4技能試験と言えばTOEFL・IELTSの2強という感じがしますが、そこに割って入ろうという勢いで急拡大しているのがデュオリンゴテストです。

デュオリンゴテストはオンラインでいつでも、どこからでも受験ができる

では、デュオリンゴテストはなぜそんなに今、広がりを見せているのか?何より、その利便性があります。

TOEFLやIELTSを受験する場合、必ず受験会場に行く必要があります。

一方、デュオリンゴテストはオンラインで受験が可能です。自宅のPCから受験ができてしまうのです。

しかも受験開始時間の縛りがないです。デュオリンゴテストはいつでも受験を開始できます。予約も不要です。これも試験時間が指定されていたり、予約が必要なTOEFLやIELTSに比べるとかなり便利です。

デュオリンゴテストはIELTS、TOEFLと比較して試験時間が短い

デュオリンゴテストは受験者やセッションごとに問題の順序や難易度が変わるコンピューター適応型テストです。そのため、短い時間で受験者の英語力を評価することが可能です。

デュオリンゴテストの試験時間は1時間以内。コンピューター適応型テストのため、試験時間は受験ごとに多少変化します。

一方で、TOEFL iBTの試験時間は2時間、IELTSの試験時間は2時間45分。つまり、デュオリンゴテストはTOEFLやIETLSの半分以下の時間で受験が可能なのです。

試験時間が短い分、受験は確かに楽です。一方で、デュオリンゴテストは問題ごとの回答時間がTOEFLやIELTSに比べるとかなり短いです。ですので、試験時間が短いのは受験者によって一長一短あると言えます。

デュオリンゴテストはIELTS、TOEFLと比較して受験費用が安い

デュオリンゴテストのもう一つのメリットは、受験費用の安さです。

デュオリンゴテストは日本円で約8,000~10,000円です(1回あたり65ドル、2回セットで購入すると55ドル)。

一方で、TOEFL iBTは約35,000円(245ドル)。IELTSは27,500円です。

デュオリンゴテストはTOEFLやIELTSの半分以下の費用で受験できてしまうわけです。

デュオリンゴテストは結果が出るまでにたった2日しかかからない

デュオリンゴテストは受験後、2日で結果が出ます。

TOEFL iBTは4〜8日後、IETLSはペーパー版が13日後、コンピューター版が1〜5日後に結果が出ます。

デュオリンゴテストは結果が出るのも早いことがわかります。

デュオリンゴテストとTOEFL・IELTSの特徴比較まとめ

ここまでの内容をまとめると、以下のようになります。

スクロールできます
duolingo english testTOEFL iBTIELTS
場所オンラインで自宅から受験可能受験会場で受験受験会場で受験
試験開始時間いつでも受験開始できる指定された時間から受験開始指定された時間から受験開始
予約不要必要必要
料金約8,000~10,000円約35,000円27,500円
試験時間1時間以内2時間2時間45分
結果が出るまで2日4〜8日後ペーパー版|13日後
PC版|1〜5日後
duoling english test / TOEFL / IELTSの特徴比較

デュオリンゴテストがいかに便利で、安いかがわかっていただけたかと思います。

デュオリンゴテストの結果スコアの見方

デュオリングテスト(duolingo english test|DET)のスコアは10〜160の範囲で判定されます。

スコアは4技能別の個別サブスコア(Individual Subscores)統合サブスコア(Integrated Subscores)の2つが算出されます。サブスコアの平均が総合スコアとなります。

デュオリンゴテストのサブスコア一覧

個別サブスコア(Individual Subscores)

  • Speaking|話す能力
  • Writing|書く能力
  • Reading|読む能力
  • Listening|聞く能力

統合サブスコア(Integrated Subscores)

  • Production:書いて話す能力
  • Literacy:読んで書く能力
  • Comprehension:聞いて読む能力
  • Conversation:話して聞く能力

なお、受験結果には各問題の正答率などは表示されません。

そうなると「ReadingとComprehensionのスコアが低かったけどどの問題を対策すればいいの?」と疑問に感じると思います。

それぞれのサブスコアと各問題形式は以下のように対応しています。

デュオリンゴテスト(duolingo english test)の問題形式とサブスコアの対応表
サブスコアと各問題形式の対応表(クリックで拡大)

伸ばしたいサブスコアに応じて、対応する問題形式を重点的に対策するようにしましょう。

デュオリンゴテストスコアとTOEFL・IELTS・英検とのレベル比較

「デュオリンゴテストのレベルは、他の英語4技能試験(TOEFL・IELTS・英検)と比べるとどうなっているの?」

そんな疑問があれば、以下の表を参考にしてください。

デュオリンゴテストスコアと他の英語4技能試験(TOEFL・IELTS・英検)及びCEFRとの比較表になります。

デュオリンゴテスト(duolingo english test)とTOEFL、IELTS、英検、CEFRとの対応表
duolingo english test / TEOFL / IETLS / 英検 / CEFR スコア比較(クリックで拡大)
*duolingo english testのHP及び英検HPから作成

上記のスコア比較表を参考に、デュオリンゴテストの目標スコアと今の自分の英語レベルを確認しつつ、学習方針を考えていきましょう。

デュオリンゴテストはどんな問題が出る?問題の特徴と対策を徹底解説!

デュオリンゴテスト(duolingo english test|DET)は多種多様な問題形式が出題されます。その数なんと14パターン。

デュオリンゴテスト(duolingo english test)の問題全14パターン一覧

  • Read and Select
  • Fill in the Blanks
  • Read and Complete
  • Listen and Type
  • Read Aloud
  • Write About the Photo
  • Speak About the Photo
  • Listen, Then Speak
  • Read, Then Speak
  • Interactive Reading
  • Interactive Listening
  • Interactive Writing
  • Writing Sample
  • Speaking Sample

デュオリンゴテストで次から次へと出される様々な問題形式にびっくりすると思います。

まずはこの14パターン全ての問題形式についてしっかりと理解を深め、慣れていくことが何より大切です。

各問題には、意識するだけで点数を上げられる対策もちゃんと存在します。

ここからはデュオリンゴテストの全14パターンの問題の特徴について説明してきます。全ての問題の解法テクニックも述べているので参考にして対策を進めてください!

Read and Selectはどんな問題?

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるRead and Select

Read and Selectでは、“Is this a real English word?“(以下は実在する英単語ですか?)という質問に答える問題です。実在するならYes、実在しないならNoを選びます。

岡山 太

語彙力が試される問題です!

  • 制限時間|1問5秒
  • 測定スキル|Reading, Literacy, Comprehension

Read and Selectの対策は?解法テクニックを解説!

ここからはRead and Select対策として使える解法テクニックを説明してきます。

単語の意味を思い出すことに時間を使わない

Read and Selcetでは単語が実在するか、しないかを選べればOKです。単語の意味が問われているわけではありません。

なので、単語の意味を思い出すことに時間を使わないようにしましょう。

わからなくても制限時間内にとにかく解答する

制限時間5秒以内に答えられないと自動的に間違いとなってしまいます。

わからなくても正解できる確率はYes or Noで50%です。勘でもいいので必ず制限時間内に答えるようにしましょう。

1文字だけ違うようなひっかけ問題に注意する

例えば、以下のような問題が出ることがあります。

loathy

loathe(〜をひどく嫌う)なら実在するためYesが正解ですが、loathyは実在しないのでNoが正解です。

このように、単語中の1文字だけ違うひっかけ問題があることも意識し、スペリングまで細かくチェックしましょう。

Read and Select対策|解法テクニックまとめ

  • 単語の意味を思い出すことに時間を使わない
  • わからなくても制限時間内にとにかく解答する
  • 1文字だけ違うようなひっかけ問題に注意する

Fill in the Blanksはどんな問題?

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるFill in the Blanks

Fill in the Blanksでは、“Complete the sentence with the correct word.”(正しい単語を使って文章を完成させてください)という質問に答えます。英文を読み、空欄に当てはまる単語をタイプして答えます。

  • 制限時間|20秒
  • 測定スキル|Reading, Literacy, Comprehension

Fill in the Blanksの対策は?解法テクニックを解説!

岡山 太

具体的に、以下の問題を使って解説していきますね。

I was just able to c**** a glimpse of the president as his motorcade passed by.
****が空欄部分

以下の手順に沿って、問題を解いていきましょう。

STEP
空欄以外の英文内容から推測する

Fill in the Blanksでは英文の内容を理解せずに文法知識だけで回答できる問題はほぼありません必ず空欄以外の英文から内容を推測しましょう。

今回の問題では、空欄以外を確認すると

大統領がパレード車で通ったとき、私はただ大統領のglimpseがc****できただけだった。
****が空欄部分

と推測できます。

STEP
欄に表示されている文字と空欄数から推測する

次に、欄に既に表示されている文字と、空欄の文字数から当てはまる単語を推測します。

今回の場合、

c****
****が空欄部分

cから始まる4文字の単語であることがわかります。

STEP
文法から推測する

同時に、文法からも単語を推測します。

今回は、

I was just able to c**** a glimpse of the president as his motorcade passed by.
****が空欄部分

なので、

be able to 動詞の原形

の形から動詞の原形が入ることがわかります。

STEP
わからなくてもとにかく入力する

ここまでの推測から、

catch a glimpse of ~|〜をチラッと見る

という表現で、catchが答えであると判断できます。

この表現を知らなくても、これまでの推測からcatchを入力できるかもしれません。

とにかく制限時間中は思いつく限りの単語を入力して、可能な限り回答するようにしましょう。

空欄なら必ず不正解ですが、何か入力されていたら正答できている可能性もあります。

Fill in the Blanks対策|解法テクニックまとめ

  1. 空欄以外の英文内容から推測する
  2. 欄に表示されている文字と空欄数から推測する
  3. 文法から推測する
  4. わからなくてもとにかく入力する

Read and Completeはどんな問題?

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるRead and Complete

Read and Completeでは、“Type the missing letters to complete the text below“(抜けている文字を入力して以下の文を完成させてください)という指示があります。空欄付きの英語長文が表示されるのでタイプで入力していきます。

制限時間|3分
測定スキル|Reading, Literacy, Comprehension

Read and Completeの対策は?解法テクニックを解説!

岡山 太

Read and Completeは以下の手順で解いていきましょう!

STEP
最初に「タイトル」「最初の1文」「最後の1文」を読んで英文全体の内容を推測する
デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるRead and Complete

以下3つの英文には空欄がないことがほとんどです。

Read and Completeで空欄のない英文

  1. タイトル
  2. 最初の1文
  3. 最後の1文

ですので、空欄を埋め始める前にまず「タイトル」「最初の1文」「最後の1文」を読み、英文全体の内容を推測します。

今回の問題で言うと以下です。

  • タイトル|The Power of Determination
  • 最初の1文|Success in not as important as dermination.
  • 最後の1文|Success often requires some luck, but determination and hard work are within your control.

ここから、「決意」や「成功」についての話であることがわかります。

STEP
英文の内容以上に文法構造を意識しながら読み、答える

英文の内容は完璧に理解できなくても正答できる空欄も多いです。

なのでRead and Completeで意識すべきは内容以上に文法構造です。

  • 空欄に当てはまる単語の品詞は何か?
  • 空欄に当てはまる単語が動詞の場合、その時制は何か?

こうした文法構造を意識しながら読み進めていき、空欄を埋めていきましょう。

STEP
基本的な単語が入る可能性が高いことも覚えておく

「空欄には難しい単語が入るに違いない」と考えがちですが、思いのほか簡単な英単語が入ることも多いです。

例えば、以下のような単語です。

Read and Completeの空欄に入ることも多い簡単な英単語例

  • 前置詞|by, in, of, on, up, to, for, out, with
  • be動詞|be, is, was, are, were, been
  • 一般動詞|has, have
  • 冠詞|the
  • 代名詞|he, his, she, her, you, they, their, it, its, this
  • 関係詞|that, which, who
  • 助動詞|can, cannot, could, does, did, will
  • 接続詞|so, and, but, that, when, or
  • 形容詞|no, many, this, that, such
  • 副詞|so, not, up, out, how, also, there, when

こうした簡単な単語が答えになることも多いことを頭に入れておくだけで正答率を上げることができます。

Read and Complete対策|解法テクニックまとめ

  1. 最初に「タイトル」「最初の1文」「最後の1文」を読んで英文全体の内容を推測する
  2. 英文の内容以上に文法構造を意識しながら読み、答える
  3. 基本的な単語が入る可能性が高いことも覚えておく

Listen and Typeはどんな問題?

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるListen and Type

Listen and Typeでは、“Type the statement that you hear”(聞こえたとおりに文章を入力してください)という指示があります。

岡山 太

音声を聞き、ディクテーションをする問題ですね!

音声は3回まで再生することが可能です。

  • 制限時間|1問1分
  • 測定スキル|Listening, Comprehension, Conversation

Listen and Typeの対策は?解法テクニックを解説!

岡山 太

Listen and Typeは以下の手順で解いていきましょう!

STEP
音声1回目|いきなりタイプしないで聞こえた音声を頭の中で何度か復唱する

英文が長い問題だと、聴いた直後にいきなりタイプし始めると、文頭の英語を忘れてしまいがちです。

タイプし出す前に、聞こえた英語音声を頭の中で何度か復唱して、記憶に留めましょう。

STEP
音声1回目|聞こえなかった箇所はスペースを空けて入力しておく

何度か復唱したら入力します。

この時、聞こえなかった箇所はスペースを空けて、どこが聞き取れていないかを明確にしておきます。

STEP
音声2回目|聞き取れなかった箇所に集中して音声を聞く

音声は3回まで再生できるため、ここで2回目の音声再生を用います。

1回目で聞き逃してスペースになっている箇所に集中して音声を聞き直します。

STEP
音声3回目|最終チェックのために更に細かい箇所に意識を向けて聞く

3回目の音声を聞くときは、特に聞き逃しやすい箇所に意識を向けて聞きます。

例えば、

  • 単数形/複数形
  • 動詞の三人称単数や過去形/過去分詞形
  • 冠詞

などです。

加えて2点、Listen and Typeを解く際のポイントがあります。

聞き取れなくても意味や文法から推測して答えを導く

全ての単語を聞き取れれば良いのですが、もちろんそうはいかないことが多いです。

そうなった場合は、英文の意味や文法から答えを推測しましょう。

英文の意味が通るかどうか。文法的におかしくないか。こうした意識で答えることで、聞き逃した音声を知識で補完して答えを導けることがあります。

間違っていてもいいからとにかく入力する

聞き取れなかったからと全く入力をしないと正答率がどんどん下がってしまいます。

間違っていてもとにかく入力する。スペルがわからなくてもとにかく入力する。

諦めずに可能な限り入力することで正答率を上げることができます。

Listen and Type対策|解法テクニックまとめ

  1. 音声1回目|いきなりタイプしないで聞こえた音声を頭の中で何度か復唱する
  2. 音声1回目|聞こえなかった箇所はスペースを空けて入力しておく
  3. 音声2回目|聞き取れなかった箇所に集中して音声を聞く
  4. 音声3回目|最終チェックのために更に細かい箇所に意識を向けて聞く

+αのポイント

  • 聞き取れなくても意味や文法から推測して答えを導く
  • 間違っていてもいいからとにかく入力する

Read Aloudはどんな問題?

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるRead Aloud

Read Aloudでは、“Record yourself saying the statement below”(以下の文章を読むご自身の声を録音してください)という指示があります。

岡山 太

英文を音読する問題ですね!

  • 制限時間|20秒
  • 測定スキル|Speaking, Conversation, Production

Read Aloudの対策は?解法テクニックを解説!

岡山 太

Read Aloudは以下の手順で解いていきましょう!

STEP
いきなり音読を始めず、発音が難しい単語を確認する

いきなり音読を始めずに、まずは表示された英文を確認し、発音が難しい単語があればそれを頭の中で1、2度黙読しましょう。

いきなり音読を開始してしまうとこうした難しい単語でつっかえたり言い間違えたりしてしまう可能性があるからです。

STEP
英文の意味は無視して、発音に集中して音読する

音読の際、英文の意味は理解できなくても問題ありません

正しい発音で、抑揚を意識して音読をしていきましょう。

Write About the Photoはどんな問題?

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるWrite About the Photo

Write About the Photoでは、“Write a description of the image below for 1 minute”(以下の画像を説明する英文を1分間書いてください)という指示があります。画面に表示される画像をライティングで説明する問題です。

  • 制限時間|1分
  • 測定スキル|Writing, Literacy, Production

Write About the Photoの対策は?解法テクニックを解説!

岡山 太

Write About the Photoは以下の手順で解いていきましょう!

STEP
1文目|一番目立つものをできるだけ具体的に描写する

以下の画像を使って問題を解いてみます。

パッと目に入るのは「ベッドで横になって笑っている女の子」「人形」だと思います。

まずはこうした一番目立つものを具体的に描写します。

A girl who looks to be around 4 or 5 years old is lying on her bed with a smiling face, her doll next to her.(4〜5歳に見える女の子が笑いながらベッドで横になっており、彼女の隣には人形がある。)

この時、様々な説明を付加してできるだけ具体的に描写しつつ、ワード数を稼ぎます。

今回で言うと、

A girl is lying.(女の子が横になっている)

という基本的な英文に以下のような情報を付加しました。

Write About the Photoの1文目で使える文法

  • 前置詞句|on her bed(ベッドの上で)
  • 関係代名詞|who looks to be around 4 or 5 years old(4〜5歳に見える)
  • 付帯状況のwith|with a smaling face(笑った表情で)
  • 独立分詞構文|, her doll next to her.(人形が彼女の隣にある)

こうした文法項目を定型として覚えて使えるようにしてしまえば、たった1文で具体的に情報を描写しつつ、様々な文法知識を披露することで点数を伸ばすことができます。

STEP
2文目以降(パターン1)|更に詳しい情報を描写する

2文目以降は2つのパータンを使ってワード数を増やしていきます。

一つ目は更に詳しい情報を付加する作戦です。今回は女の子と人形の服装について記述してみます。

She is wearing long-sleeved pink pajamas, while the doll is dressed in blue pajamas.(女の子は長袖のピンク色のパジャマを着ており、一方で人形は青色のパジャマを着ている)

この時、対比や同時進行を表現できる

  • while
  • as

などを使えるといいでしょう。

また、位置関係を描写できる以下のような表現も覚えておきましょう。

Write About the Photoで使える位置関係を描写する英語表現

  • On the left(right), ~|左(右)側に
  • In the middle, ~|中央に
  • In the foreground(background), ~|前景(背景)に
  • between A and B|AとBの間
  • toward(s) ~|〜に向かって
  • side by side|隣同士で
  • behind ~|〜の後ろに
  • nearby|近くに
  • across from ~|〜の向かい側に
  • next to ~|〜の隣に
  • beside ~|〜の隣に
  • along ~|〜に沿って

ここでのもう一つのポイントして、「着ている」の言い換えを使っています。

She is wearing long-sleeved pink pajamas, while the doll is dressed in blue pajamas.

同じ単語や表現を使いすぎると点数が下がってしまうので、できるだけ異なる言い換え表現を駆使して描写していきましょう。

STEP
2文目以降(パターン2)|写真から推測できる情報を描写する

2文目以降の2つ目のパターンは、写真がどこで撮られたかを描写する作戦です。

どこで撮られたのか以外にも、登場人物は何をしようとしているのか、どんな気持ちか、といった推測情報も描写してOKです。

例えば、今回の問題では以下のような英文が書けます。

This photo may have been taken inside a house during a cold season.(この写真は寒い季節に家の中で撮られたものかもしれない。)

As far as I can tell, she looks quite happy.(私が見た限りでは、女の子はかなり幸せそうだ。)

推測情報を描写する際、以下のような表現を覚えておくと便利でしょう。

Write About the Photoで推測情報を描写する際に使える英語表現

  • I would guess ~ / I think ~|〜だと思う
  • It is likely that ~ / It seems that ~ / It looks like that ~ |〜のようだ
  • appear to ~ / seem to ~ / look to ~ |〜のように見える
  • Judging from ~|〜から判断するに
  • As far as I can tell, ~|私が見た限りでは
  • This photo may have been taken ~|この写真は〜で撮られたかもしれない

最低2文、20〜30ワード以上を目標に書く

Write About the Photoは、準備時間なしで回答時間もたった1分とかなりシビアです。

多くの英文を書くことは不可能なので、最低でも2文は書くことを目標にしましょう。文字数としては少なくとも20ワード、理想としては30ワード以上書けるとベストです。

Write About the Photo対策|解法テクニックまとめ

  1. 1文目|一番目立つものをできるだけ具体的に描写する
  2. 2文目以降(パターン1)|更に詳しい情報を描写する
  3. 2文目以降(パターン2)|写真から推測できる情報を描写する

+αのポイント

  • 同じ単語や表現を使いすぎず、言い換える
  • 最低2文、20〜30ワード以上を目標に書く

Speak About the Photoはどんな問題?

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるSpeak About the Photo

Speak About the Photoでは、“Speak about the image below for 90 seconds“(以下の画像について口頭で90秒間話してください)という指示があります。

Write About the Photoのスピーキング版ですが、準備時間(20秒)が与えらていること、制限時間が1分30秒と長いことが異なります。

  • 準備時間|20秒
  • 制限時間|1分30秒
  • 測定スキル|Speaking, Conversation, Production

Speak About the Photoの対策は?解法テクニックを解説!

「一番目立つもの→更に詳しい情報→写真から推測できる情報」の構成で話す

Speak About the PhotoはWrite About the Photoのスピーキング版。基本、同じ構成で話すように心がけましょう。

Speak About the Photoで話すべき構成

  1. 一番目立つものをできるだけ具体的に描写する
  2. 更に詳しい情報を描写する
  3. 写真から推測できる情報を描写する

100ワードを目標に最低30秒は話し続ける

Write About the Photoでは20〜30ワードを目標としましたが、Speak About the Photoはその約3倍、100ワードが目標となります。時間で言うと、最低30秒は話し続ける必要があります。

となると、Write About the Photoよりも描写する情報を増やし、英文数を増やす必要があります。

準備時間で写真の至る所、細かな情報にまで目を配っておく

Speak About the Photoでは「もう話すことがない」といった状態に陥りかねないので、準備時間で写真の至る所、細かな情報にまで目を配っておきましょう。

上の写真であれば、例えば、

  • 人物の髪型、服装、帽子、付け鼻(それらの色)
  • 人物が何をしているところか、表情はどんな表情か、どんな気持ちだと推測できるか
  • 背景は何が見えるか
  • どういったシチュエーションで撮られた写真だと推測できるか

などが挙げられます。

準備時間にこうした情報に目を配っておきながら、英語で話せるネタを増やしておきましょう。

定型文を用いて話し始める

英語を話し始める際は、以下の定型分を活用しましょう。

Speak About the Photoの話し始めで使える定型文

  • In this photo, I can see ~
  • This is a picture of ~
  • This photograph shows ~

語彙・文法の難しさよりも「fluency(流暢さ)」を優先する

スピーキングではライティングほど難しい語彙や文法を多用する必要はありません。もちろんそれが理想ではありますが、難しい語彙や文法を使おうとしすぎて途中で何度も止まってしまうと大きく減点されてしまいます。

決して早口になる必要はありませんが、簡単な英語でも構わないので、できる限り止まることなく話し続けることを目標にしましょう。

写真に出てくる人物や物を言い換えながら話す

写真描写の時、メインに写っている人物・物は何度も話す中で出てくると思います。

その時、毎回同じ単語を用いていると表現の観点から点数が下がってしまうので、以下のように言い換えを用いるようにしましょう。

Speak About the Photoで使える言い換え表現

「人物」の言い換え表現

  • person(人)
  • individual (個人)
  • figure (人物)
  • human (人間)
  • man (男)
  • male (男性)
  • woman (女性)
  • lady (女の人)
  • girl (女の子)
  • female (女性)
  • child (子ども)
  • kid (子ども)
  • youngster (若者)
  • youth (若者)
  • toddler (幼児)
  • infant (乳児)
  • baby(赤ちゃん)
  • teenager (ティーンエイジャー)
  • elderly person (高齢者)

「物」の言い換え表現

  • thing (物、事物)
  • stuff (物、物質)
  • material (素材、物質)
  • goods (商品、品物)
  • property (所有物)
  • article (品物、物)
  • equipment (道具、設備)
  • item (物品)
  • supplies (用品、補給品)
  • tools (道具)
  • structure (構造物)
  • object (物体)
  • substance (物質、素材)
  • matter (物質)
  • material (材料、素材)
  • furniture (家具)
  • appliance (器具)
  • fixture (取り付けられた物)

Speak About the Photo対策|解法テクニックまとめ

  • 「一番目立つもの→更に詳しい情報→写真から推測できる情報」の構成で話す
  • 100ワードを目標に最低30秒は話し続ける
  • 準備時間で写真の至る所、細かな情報にまで目を配っておく
  • 定型文を用いて話し始める
  • 語彙・文法の難しさよりも「fluency(流暢さ)」を優先する
  • 写真に出てくる人物や物を言い換えながら話す

Listen, Then Speakはどんな問題?

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるListen, Then Speak

Listen, Then Speakでは、“Speak about the topic for 90 seconds”(聞こえた質問に対して口頭で90秒間解答してください)という指示があります。

岡山 太

質問をリスニングした後に、スピーキングで回答する問題です。

  • 準備時間|20秒
  • 制限時間|1分30秒
  • 測定スキル|Speaking, Conversation, Production

Listen, Then Speakの対策は?解法テクニックを解説!

頻出トピック2パターンを頭に入れておく

Listen, Then Speakの頻出トピックは以下の2つです。

Listen, Then Speakの頻出トピック2パターン

  • 2つの選択肢が与えられるトピック
  • 自由応答トピック

「2つの選択肢が与えられるトピック」は、Do you think A or B ? / Agree or Disagree?など、2つの選択肢から回答するタイプです。例えば、以下のようなトピックが与えられます。

2つの選択肢が与えられるトピック例

Do you think high schools should offer classes on financial literacy? Why or why not?
(高校は生徒に金融リテラシーの授業を提供するべきだと思いますか?その理由は何ですか?)

「自由応答トピック」では、Desicribe ~ / Talk about ~ / What is(are) ~ ?などの文で自由応答が求められます。例えば、以下のようなトピックが与えられます。

自由応答トピック例

Technology has changed the way we communicate. In what ways has technology improved communication, and what challenges has it created?
(テクノロジーはコミュニケーションの方法を変えました。どのようにしてテクノロジーはコミュニケーションを改善し、どのような課題を生み出しましたか?)

AREAを意識して話す(ただし結論は必須ではない)

スピーキング全体に一貫性と具体性を持たせることで点数を伸ばすことができます。コツは、AREA(エリア)を意識して話すことです。

英語をロジカルに話せるようになるAREAとは?

  1. Assertion|主張
  2. Reason|理由
  3. Example|具体例(詳細)
  4. Assertion|再主張(結論)
  • この順番でスピーキングをする
  • 4つの頭文字を並べてAREA(エリア)と呼ばれる

AREAを活用して理由を2つ以上述べたい場合は、

  1. 主張
  2. 1つ目の理由
  3. 1つ目の理由を支持する具体例(詳細)
  4. 2つ目の理由
  5. 2つ目の理由を支持する具体例(詳細)
  6. 再主張(結論)

という順番で英語を話していきます。これで一貫性と具体性を持ってわかりやすく英語を展開することができます。

しかし、デュオリンゴテストの場合、回答時間がかなりシビアです。Listen, Then Speakも90秒しかありません。そのため、最後の再主張(結論)はなくてもOKです。その時間を使って理由や具体例を多めに話せるのであれば、そちらを優先させましょう。

トランジションワードを用いて話の流れがわかりやすいようにする

AREAを意識して話す際、トランジションワードを交えることで話の流れが聞き手にとってわかりやすくなります。

トランジションワードの例

  • 順序|first(ly) / second(ly) / finally
  • 追加|in addition / also / moreover
  • 例示|for example / for instance
  • 対比|in (by) contrast / on the other hand / however / while / although / even though
  • 原因|because / since / as
  • 結果|as a result / therefore / thus / for this reason
  • 類似|likewise / similary
  • 強調|in fact / indeed / clearly / certainly
  • 条件|if / even if / even when / as long as / unless
  • 結論|in summery / in conclusion

こうしたトランジションワードを積極的に活用しながらスピーキングを行うことで加点を狙っていきましょう。

理由の数は言わないでおく

回答する際、冒頭で”I have three reasons to support his opinion.”(この意見を支持する3つの理由があります)などと言わないでおくこと

話している最中に「理由が2つしか言えなかった」といった事態が起こり得るからです。ですので理由の数は言わずに話し始めてしまった方が良いです。

語彙・文法の難しさよりも「流暢さ(途中で止まらないこと)」を優先する

高得点を狙う人は90秒で約200ワード最低でも100ワード以上は話す必要があります。準備時間が20秒しかない中で、これはかなりシビアと言えます。

ワード数を稼ぐためにも大切になるのが流暢さ(途中で止まらないこと)を優先すること。難しい文法や語彙を使おうとしすぎて流暢さが下がらないようにしましょう。

沈黙を作らないためにfiller(つなぎ言葉)を言えるようにしておく

スピーキングで絶対に避けたいのは「沈黙」です。

とは言っても、次に話す内容が思いつかないこともあり得ます。そんな時はfiller(つなぎ言葉)を活用しましょう。

英文を話し始める前に使えるfiller

  • Let me think about that for a moment. It seems to me that ~
  • I hadn’t really ever thought about that, but I think ~
  • I don’t know much about ~, but I feel ~
  • I don’t know for sure, but I think ~

英文を話している途中に使えるfiller

  • Let me see ~
  • Well ~
  • I mean ~
  • You see ~

沈黙や、「えーっと…」と日本語をつぶやいてしまうのはかなりの減点をくらいます。

上記のfillerを口がスラスラ話せるようになるまでまずは繰り返し音読し、スピーキング練習中に沈黙しそうになったり日本語が出そうになったらfillerを話しながら次の内容を考えるクセをつけましょう。

Listen, Then Speak対策|解法テクニックまとめ

  • 頻出トピック2パターンを頭に入れておく
    1)2つの選択肢が与えられるトピック
    2)自由応答トピック
  • AREAを意識して話す(ただし結論は必須ではない)
  • トランジションワードを用いて話の流れがわかりやすいようにする
  • 理由の数は言わないでおく
  • 語彙・文法の難しさよりも「流暢さ(途中で止まらないこと)」を優先する
  • 沈黙を作らないためにfiller(つなぎ言葉)を言えるようにしておく

Read, Then Speakはどんな問題?

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるRead, Then Speak

Read, Then Speakでは、“Speak about the topic below for 90 seconds”(以下のトピックに対してあなたの考えを90秒間話してください)という指示があります。

岡山 太

与えられたトピックをリーディングしてからスピーキングする問題です!

  • 準備時間|20秒
  • 制限時間|1分30秒
  • 測定スキル|Speaking, Conversation, Production

Read, Then Speakの対策は?解法テクニックを解説!

Read, Then Speakの頻出パターンを覚えておく

このセクションでは、以下のような構成のトピックが与えられることが多いです。

Read, Then Speakで頻出されるトピック構成

  • メイントピック
    Talk about your favorite restaurant.
  • 質問1
    Where is it?
  • 質問2
    What type of food does it serve?
  • 質問3
    How often do you go there?
  • 質問4
    Why is it your favorite?

メイントピックが1つ与えられた後に、トピックに関連する具体的な質問が3〜4個並んでいます。まずはこのパターンを頭に入れておきましょう。

全ての質問に漏れなく答える

メイントピックに合わせて具体的な質問が3〜4個提示されるRead, Then Speakですが、全ての質問に漏れなく答えられるのが理想的です。

答える質問の順番や、それぞれの質問に対する答えの長さは異なっていて構わない

全ての質問に漏れなく答える際、答える順番は変更してもOKです。話の流れからより自然な順番で話しましょう。

また、それぞれの質問に対する答えの長さは異なっていて構いません。詳細に話せる質問に対しては多めに話し、そうではない質問に対してはシンプルに回答する程度で構いません。

その他、Listen, Then Speakの解法テクニックも活用する

「Read, Then Speak」は、「Listen, Then Speak」のリーディング版解法テクニックも流用できます。

「Listen, Then Speak」と「Read, Then Speak」の両方で使える解法テクニック

  • AREAを意識して話す(ただし結論は不要)
  • トランジションワードを活用する
  • 語彙・文法の難しさより「流暢さ」を優先
  • 沈黙を作らないためにFillerを活用する

AREAとは?

  1. Assertion|主張
  2. Reason|理由
  3. Example|具体例(詳細)
  4. Assertion|再主張(結論)

トランジションワードの例

  • 順序|first(ly) / second(ly) / finally
  • 追加|in addition / also / moreover
  • 例示|for example / for instance
  • 対比|in (by) contrast / on the other hand / however / while / although / even though
  • 原因|because / since / as
  • 結果|as a result / therefore / thus / for this reason
  • 類似|likewise / similary
  • 強調|in fact / indeed / clearly / certainly
  • 条件|if / even if / even when / as long as / unless
  • 結論|in summery / in conclusion

英文を話し始める前に使えるfiller

  • Let me think about that for a moment. It seems to me that ~
  • I hadn’t really ever thought about that, but I think ~
  • I don’t know much about ~, but I feel ~
  • I don’t know for sure, but I think ~

英文を話している途中に使えるfiller

  • Let me see ~
  • Well ~
  • I mean ~
  • You see ~

Interactive Readingはどんな問題?

Interactive Readingでは英語の長文問題を読みながら合計5パターンの問題に答えていきます。

  • 制限時間|セクション全体で7〜8分
  • 測定スキル|Reading, Literacy, Comprehension

5パターンの問題は以下の流れで進んでいきます。

STEP
Complete the Sentence
デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるComplete the Sentence

Complete the Sentenceでは、“Select the best option for each missing word”(空欄に入る最も適切な単語を選んでください)という指示があります。この問題では、数か所の空欄がある文章を完成させるための単語を選びます。

STEP
Complete the Passage
デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるComplete the Passage

Complete the Passageでは、“Select the best sentence to fill in the blank”(空欄に入る最も適切な文章を選んでください)という指示があります。この問題では、出題文の空白にふさわしい一文を選び文章を完成させます。

STEP
Highlight the Answer
デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるHighlight the Answer

Highlight the Answerでは、“Click and drag text to highlight the answer to the question below“(次の質問の解答に該当する箇所を文中で範囲指定してください)という指示があります。この問題では、画面上に表示される質問を読み、出題文中から該当する箇所を探して範囲指定(ハイライト)をします。

STEP
Identify the idea
デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるIdentify the data

Identify the dataでは、 “Select the idea that is expressed in the passage”(本文の主旨を次の中から選んでください)という指示があります。この問題では、出題文の主旨にふさわしい選択肢をリストから選びます。

STEP
Title the Passage
デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるTitle the Passage

Title the Passageでは、“Select the best title of the passage”(次の文章に最も適切なタイトルを選んでください)という指示があります。この問題では、与えられた選択肢の中からタイトルを選択します。

Interactive Readingの対策は?解法テクニックを解説!

最初の問題から英文全体の意味を理解しながら読む

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるInteractive Reading

Interactive Readingの最初の問題は空欄に当てはまる単語を選択する問題です。

この問題は英文全体を読まずとも正解できる問題も確かにありますが、必ず英文の内容を理解しながら読み、回答していきましょう。

なぜなら、2問目以降は文章全体の流れを把握していないと解けない問題や、文章全体の内容を把握していないと解けない問題が出題されるからです。

この時、文章全体をまた最初から読み直すと大きな時間ロスになります。ですので、最初の問題を解く際からしっかりと英文内容を把握しながら回答していきましょう。

回答したら前の問題に戻れない前提で一問ずつ丁寧に回答する

Interactive Readingでは回答して次の問題に移ると前の問題には戻れない仕様になっています。ですので、見直しをした後に別の選択肢を選び直す、といったことができません。

その前提で、一問ずつ丁寧に回答するようにしましょう。

全体の回答時間を意識し、1問あたり1分半〜2分以内に解答する

Interactive Readingのセクション全体の回答時間は7〜8分です。

1問あたり1分半を目標に、遅くとも2分以内には回答するようにしましょう。

迷った時は消去法で選択肢を選ぶ

どうしても選択肢を選びきれないときは消去法で答えましょう。正解ではないと判断できる選択肢があれば、それは除外します。

選択肢を1つ消去できれば当てずっぽうでも正答率は25%から33%に、2つ消去できれば50%まで上がります。

正解がわからなくても諦めずに、とにかく正解ではない選択肢を除外する意識で問題を解きましょう。

余った時間は休憩時間として使う

デュオリンゴテストは全問題回答時間がかなりシビアな試験ですが、このInteractive Readingは比較的時間が余りやすいです。

時間が余った場合、次のセクションに移るまで時間いっぱい使って、休憩時間にあてるといいでしょう。

Interactive Readingを早く終わらせたとしても次のセクションの回答時間が増えるわけではありません。であれば、余った時間は休憩にあて、頭を休めたほうが得策です。

Interactive Reading対策|解法テクニックまとめ

  • 最初の問題から英文全体の意味を理解しながら読む
  • 回答したら前の問題に戻れない前提で一問ずつ丁寧に回答する
  • 全体の回答時間を意識し、1問あたり1分半〜2分以内に解答する
  • 迷った時は消去法で選択肢を選ぶ
  • 余った時間は休憩時間として使う

Interactive Listeningはどんな問題?

Interactive Listeningは、会話形式で進む相手の発言をリスニングし、適切な回答を選択肢から選ぶ「Listen and Respond」と、会話の内容を要約する「Summarize the Conversation」の2つで成り立っています。

STEP
Listen and Respond
デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるListen and Respond

Listen and Respondは以下の流れで進んでいきます。

Listen and Respondの流れ

  • 最初に会話の文脈を読む
  • 会話を始めるのに最も適切な選択肢を選ぶ
  • 会話が進む中、相手の発言をリスニングし、自分の順番が回ってくるたびに最も適切な回答を選ぶ(5〜6問)
  • 制限時間|4分間
  • 測定スキル|Listening, Comprehension, Conversation
STEP
Summarize the Conversation
デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるSummarize the Conversation

Summarize the Conversationは、75秒間で「Listen and Respond」の内容の要約を書く問題です。

  • 制限時間|75秒
  • 測定スキル|Listening, Comprehension, Conversation, Production

Interactive Listeningの対策は?解法テクニックを解説!

全体の時間配分を意識する

最初の「Listen and Respond」の回答時間は4分です。

ここではただ回答するだけでなく、次に続く要約のために全体の流れを把握することも重要になります。

以下の時間配分を参考に、要約に向けた内容理解も含めて対応できるようにしましょう。

Listen and Respondの時間配分

  1. 「会話の文脈」を読む|10秒
  2. 回答|3分30秒(1問あたり30~40秒)
  3. 見直し|20秒

最初に表示される「会話の文脈」はしっかり読む

最初に表示される「会話の文脈」は、丁寧に読んでから問題に移りましょう。

「会話の文脈」はListen and Respondの選択肢を選ぶうえでヒントになるだけでなく、Summarize the Conversation(要約)を書く際の参考にもなります。

上にスクロールすれば今までの会話内容を見直せることを覚えておく

Listen and Respondでは、選択肢回答中、上にスクロールすることで「シナリオ」「解答済み問題」「(相手の発言の)音声スクリプト」を確認できます。

回答に悩んだり、要約に向けた見直しの際に活用しましょう。

迷った時は消去法で選択肢を選ぶ

Interactive Reading同様、選択肢が選びきれない場合は消去法で解答しましょう。

1問に多くの時間をかけすぎるとその後に続く問題や要約の時間がなくなり、大きく点数を落とす原因となります。

正解が選びきれなくても焦らず、消去法で選択肢を選ぶことを優先させましょう。

要約|難しい文法や語彙を使うこと以上に、ワード数多く書くことを優先する

要約の制限時間は75秒とシビアです。

この時、難しい文法や語彙を使おうとしすぎてほとんど英文が書けない状態に陥ってしまうと点数をかなり落としてしまいます。

何よりもワード数を多く書き、しっかりと会話の内容を再現することを最優先に要約をライティングしましょう。

要約|定型文を活用し構成に沿って書く

要約では以下の構成と定型文を参考にしてください。

要約を書く際の「構成」と「定型文」

  1. 会話の概要(1文)|I asked my professor to ~ / I was taking with my friends (classmates) about ~
  2. 相手の発言(2文)|He said that ~. He also mentioned that ~.
  3. 自分の発言(1文)|I said that ~. / I thought that ~.

また、要約を書く際に何点かポイントがあります。

要約を書く際のポイント

  • 時制は過去形で書く
  • 定型文1分目の「会話の概要」は、最初に読んだ「会話の文脈」を意識して書く
  • 自分の発言の主語は“I”でOK

上記のポイントも意識しながら、定型文を使いながら構成に沿って要約を書いてみましょう。

Interactive Listening対策|解法テクニックまとめ

  • 全体の時間配分を意識する
  • 最初に表示される「会話の文脈」はしっかり読む
  • 上にスクロールすれば今までの会話内容を見直せることを覚えておく
  • 迷った時は消去法で選択肢を選ぶ
  • 要約|難しい文法や語彙を使うこと以上に、ワード数多く書くことを優先する
  • 要約|定型文を活用し構成に沿って書く
  • 要約|時制は過去形で書く
  • 定型文1分目の「会話の概要」は、最初に読んだ「会話の文脈」を意識して書く
  • 自分の発言の主語は”I”でOK

Interactive Writingの問題形式

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるInteractive Writing

Interactive Writingでは、まず、“Write about the topic below for 5 minutes”(以下のトピックに対してあなたの考えを5分間記述してください)という指示があります。

ステップ1ではまず、トピックに対する自分の意見をライティングします。

次に“Write a follow-up response for 3 minutes”(追随する考えを3分間記述してください)という指示があります。

ステップ2では、深掘りする質問が与えられるのでライティングで答えます。

  • 制限時間|
    ・ステップ1|5分
    ・ステップ2|3分
  • 測定スキル|Writing, Literacy, Production

Interactive Writingの解法テクニック

AREAを意識し、トランジションワードを用いながらライティングする

他のスピーキング・ライティング問題同様、Interactive WritingでもAREAを意識してライティングをしましょう。

AREAとは?

  1. Assertion|主張
  2. Reason|理由
  3. Example|具体例(詳細)
  4. Assertion|再主張(結論)

特に、具体例をより詳細に記述することで文字数も稼げ、かつわかりやすいライティングを書くことができます。

また、トランジションワードも駆使して読みやすいライティングを心がけるのも、他のアウトプットセクション同様、Interactive Speakingでも重要です。

トランジションワードの例

  • 順序|first(ly) / second(ly) / finally
  • 追加|in addition / also / moreover
  • 例示|for example / for instance
  • 対比|in (by) contrast / on the other hand / however / while / although / even though
  • 原因|because / since / as
  • 結果|as a result / therefore / thus / for this reason
  • 類似|likewise / similary
  • 強調|in fact / indeed / clearly / certainly
  • 条件|if / even if / even when / as long as / unless
  • 結論|in summery / in conclusion

ワード数はステップ1が100〜130ワード、ステップ2が50〜70ワードを目標に

Interactive Writingも回答時間がシビアですが、ワード数はステップ1が最低でも100ワード程度、高得点を目指すなら130ワード以上を目標にしましょう。

ステップ2では制限時間が3分と更にシビアになります。ステップ2では50〜70ワードを目標にライティングしましょう。

ステップ2は更に解答時間が短いので、端的に答える必要があります。質問に対する答えをまず述べ、それを支持する理由と具体例を1つずつ記述できれば十分でしょう。

Writing Sampleの問題形式

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるWriting Sample

Writing Sampleでは、“Write about the topic below for 5 minutes”(以下のトピックに対してあなたの考えを5分間記述してください)という指示があります。

岡山 太

与えられたトピックに対し、ライティングで自分の意見を回答する問題です!

  • 準備時間|30秒
  • 制限時間|5分
  • 測定スキル|Writing, Literacy, Production

Writing Sampleの解法テクニック

回答内容が志望校に提出される前提で臨む

Writing SampleとSpeaking Sampleの回答内容は志望校に自動的に提出されます。

事実と異なることを書いても英語力のみを評価するデュオリンゴテストの点数には影響しませんが、このWriting Sampleで書く内容と志望校に提出するその他の書類の内容が大きく異なるようなことは避けた方が無難でしょう。

頻出のトピック2パターンを頭に入れておく

Writing Sampleの頻出質問タイプは大きく2パターンあります。

一つ目は「メイントピック+(複数)質問タイプ」です。例えば以下のようなトピックが出題されます。

Writing Sampleトピックパターン1|メイントピック+(複数)質問タイプ

  • メイントピック
    Describe the traditional food of the country where you currently live.
  • 質問1
    How does the food of your country reflect its history and culture?
  • 質問2
    What role does traditional food play in social or family gatherings in your country?

二つ目は「2つの選択肢タイプ」です。

Writing Sampleトピックパターン2|2つの選択肢タイプ

Artists and Scientists both benefit society. Compare the contributions of artists and scientists. Which type of contribution do you think is valued more in your culture? Give examples.

Writing Sampleでは”your country”, “your culture”といったように、自国についての質問が出題されやすい傾向があります。

まずはこの頻出トピックパターンを頭に入れておきましょう。

パターン1の場合|全ての質問に漏れなく答える

パターン1の場合はメイントピックに加えて1〜2個の質問がついています。

Read, Then Speak同様、全ての質問に漏れなく答えることを意識してライティングを書き上げましょう。

AREAを意識して回答する(ただし「結論」は必須ではない)

他のスピーキング・ライティングセッション同様、Writing SampleでもAREAを意識してライティングを書きましょう。

AREAとは?

  1. Assertion|主張
  2. Reason|理由
  3. Example|具体例(詳細)
  4. Assertion|再主張(結論)

Writing Sampleも制限時間がシビアなため、最後の再主張(結論)はなくてもOKです。

トランジションワードを用いて流れがわかりやすくする

こちらも他のスピーキング・ライティング同様、トランジションワードを活用して読みやすいライティングを意識して書きましょう。

トランジションワードの例

  • 順序|first(ly) / second(ly) / finally
  • 追加|in addition / also / moreover
  • 例示|for example / for instance
  • 対比|in (by) contrast / on the other hand / however / while / although / even though
  • 原因|because / since / as
  • 結果|as a result / therefore / thus / for this reason
  • 類似|likewise / similary
  • 強調|in fact / indeed / clearly / certainly
  • 条件|if / even if / even when / as long as / unless
  • 結論|in summery / in conclusion

高得点を狙う場合は約130ワード、最低でも100ワード程度を目標にして書く

Writing Sampleでは、回答時間5分で理想は約130ワード、最低でも約100ワードを目標にライティングを仕上げていきましょう。

Writing Sample対策|解法テクニックまとめ

  • 回答内容が志望校に提出される前提で臨む
  • 頻出のトピック2パターンを頭に入れておく
    1)メイントピック+(複数)質問タイプ
    2)2つの選択肢タイプ
  • パターン1の場合|全ての質問に漏れなく答える
  • AREAを意識して回答する(ただし「結論」は必須ではない)
  • トランジションワードを用いて流れがわかりやすくする
  • 高得点を狙う場合は約130ワード、最低でも100ワード程度を目標にして書く

Speaking Sampleってどんな問題?

デュオリンゴテスト(duolingo english test)で出題されるSpeaking Sample

Speaking Sampleでは、 “Speak about the topic below for 3 minutes”(以下のトピックに対してあなたの考えを3分間話してください)という指示があります。

岡山 太

トピックをリーディングし、その後自分の意見をスピーキングで回答する問題です!

  • 準備時間|30秒
  • 制限時間|3分
  • 測定スキル|Speaking, Conversation, Production

Speaking Sampleの解法テクニック

Speaking Sampleでも、Writing Sampleの解法テクニックが使えます

Speaking SampleとWriting Sampleに共通する解法テクニック

  • 回答内容が志望校に提出される前提で臨む
  • 頻出の質問トピック2パターンを頭に入れておく
    1)「メイントピック+(複数の)質問」タイプ
    2)「2つの選択肢」タイプ
  • AREAを意識して回答する(ただし「結論」は必須ではない)
  • トランジションワードを用いて流れをわかりやすくする

AREAとは?

  1. Assertion|主張
  2. Reason|理由
  3. Example|具体例(詳細)
  4. Assertion|再主張(結論)

トランジションワードの例

  • 順序|first(ly) / second(ly) / finally
  • 追加|in addition / also / moreover
  • 例示|for example / for instance
  • 対比|in (by) contrast / on the other hand / however / while / although / even though
  • 原因|because / since / as
  • 結果|as a result / therefore / thus / for this reason
  • 類似|likewise / similary
  • 強調|in fact / indeed / clearly / certainly
  • 条件|if / even if / even when / as long as / unless
  • 結論|in summery / in conclusion

また、他のSpeakingセクション同様、以下の解法テクニックも活用できます。

Speaking Sampleでも活用できる解法テクニック

  • 文法や語彙の難しさより流暢さを優先
  • 沈黙を作らないためにFillerを活用する

英文を話し始める前に使えるfiller

  • Let me think about that for a moment. It seems to me that ~
  • I hadn’t really ever thought about that, but I think ~
  • I don’t know much about ~, but I feel ~
  • I don’t know for sure, but I think ~

英文を話している途中に使えるfiller

  • Let me see ~
  • Well ~
  • I mean ~
  • You see ~

最低1分間は話し続け、文字数は150〜200ワードを目指す

Speaking Sampleの回答時間は3分ですが、1分経過でテストを終了させることができます。

最低でも1分間は話し続けることを目標としましょう。

文字数は150〜200ワードを目標とし、高得点が必要な場合は200ワード以上を目標としましょう。

デュオリンゴテスト対策にオススメの教材は?

ここまで説明してきたように、デュオリングテスト(duolingo english test)では14パターンもの問題が出題されます。まずはこうした多種多様な問題に慣れることが必要です。

そのためにやるべきことは、デュオリンゴテストの問題演習。その際に使えるデュオリンゴテスト対策オススメ教材を3つご紹介します。

ここまで説明してきた各問題パータンの形式や解法テクニックを頭に入れつつ、ぜひ問題演習を繰り返しましょう。

デュオリンゴテスト公式サイト

まずはデュオリンゴテスト公式サイト無料アカウントを作成しましょう。

デュオリンゴテスト(duolingo english test)の公式サイト
duolingo english test公式サイト

無料アカウントを作成すれば、模擬テストや各問題形式ごとの練習問題に取り組むことができます(問題数に限りあり)。

デュオリンゴテストでどんな問題が出るのか、実際に解いてみて確かめてみてください。

duolingo english test総合対策|西部有司著

この本は、日本初のデュオリンゴテスト対策本と言えます。

デュオリンゴテストの問題説明に加え、解答のポイントがまとめられています。

デュオリンゴテストを運営しているDuolingo社が問題や模範回答を提供しているため、信頼性も高いです。

しかし、問題の出題形式など、情報が若干古い点だけ注意が必要です。

duolingo english test総合対策で情報が古い箇所

  • 「Read and Select」の問題フォーマットが旧形式のままになっている
  • 「Read, Then Write」について掲載されているが現在は出題されない
  • 「Interactive Writing」については解説されていない

それでも、デュオリンゴテストの全体像を把握し、各問題形式の解き方を把握するうえではとてもよくまとまっています。デュオリンゴテスト対策の必読書と言っていいと思います。

Arno for Duolingo

デュオリンゴテスト(duolingo english test)対策で使えるarno for duolingo
Arno for Duoling

Arno for DuolingoパソコンでDuolingoとほぼ全く同じフォーマットで演習問題が受け放題の優れものです。しかもなんと、問題を解くだけなら無料です!

ライティング・スピーキングセクションで自分の回答をAIによって添削・解説してほしい場合は有料版の登録が必要になります。

デュオリンゴテスト(duolingo english test)対策で使えるarno for duolingoの料金
Arno for Duolingoの料金

価格は上記の通りですが、為替によって変動する仕様なので、気になる方はArno for Duolingoのサイトで実際に確認してみてください。

なお、学習プラットフォーム内も解説も基本全て英語です。日本語には対応していないようです。

デュオリンゴテストの試験対策のみならず、英語力そのものを上げる対策も必要!

ここまでデュオリンゴテスト各問題の解法テクニックやオススメ教材について説明してきました。問題演習を行い、デュオリンゴテストの問題に慣れるのはとても大切です。

一方で、問題演習をひたすらこなすだけでは点数が伸び悩むことがあります。なぜなら問題演習を行うだけでは根本の英語力底上げが足りない可能性があるからです。

では、どうすればいいのか?

ここからは、デュオリンゴテストの点数を底上げするための対策として、中長期スパンの学習戦略を説明していきます。

最低でも英検2級〜準1級レベルまで英語力の底上げを行う

以下のデュオリンゴテストとその他英語資格試験のスコア比較表をみてください。

デュオリンゴテスト(duolingo english test)とTOEFL、IELTS、英検、CEFRのスコア比較表
duolingo english test / TEOFL / IETLS / 英検 / CEFR スコア比較(クリックで拡大)
*duolingo english testのHP及び英検HPから作成

あなたのデュオリンゴテストの目標スコアは、他の資格試験スコアだとどのぐらいのレベルですか?

特に、英検と比較してみましょう。

恐らく最低でも英検2級、理想は英検準1級以上の英語力が必要だと思います。

例えば、今の英語力が英検準2級程度の人が、デュオリンゴテストの問題演習のみで100点を取るのは現実的ではありません。デュオリンゴテストの試験慣れをいくらしようが、そもそもの英語力が低いままだと点数は伸び悩みます。

まずは英検をベースにそもそもの英語力を最低でも2級〜準1級レベルまで底上げすることをオススメします。

なぜ英検なのか?理由は3つあります。

まず一つ目は、英検は級別に試験難易度が異なるためです。

英検準2級の人がいきなりデュオリンゴテストに挑戦したらどうなるでしょう?

難しすぎて撃沈します。英語を伸ばしていくために重要なのは自分の今のレベルより少し難しい教材で学習すること。ですが英検2級・準1級にも満たない人にとってはデュオリンゴテストは難しすぎるため学習効率が上がりません。

一方、英検は級別に試験難易度が異なります。そのため、まずは英検2級、次に英検準1級と自分にあったレベルを選定し、勉強することで効率的に英語力を上げることができるわけです。

2つ目の理由は、英検は教材が豊富だからです。

日本人受験者が多い高い英検は、教材がかなり豊富です。一方でデュオリンゴテストは対策教材がほとんど出回っていません

教材の豊富さは、そのまま学習のしやすさに直結します。この点からもまずは英検教材を使って英語4技能を底上げし、それからデュオリンゴテスト対策に移行した方が得策です。

最後の理由は、英検の問題形式がシンプルだからです。

デュオリンゴテストはここまで述べてきたように問題パターンが多岐に渡ります。また、リスニングをしてから要約ライティングをしたりと1つの問題で複数の技能を評価される問題も多いです。そのため英語4技能試験に慣れていない学習者はかなり苦戦が強いられます。

一方で英検は、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングと技能別に問題が出題されるためシンプルです。そのため、初めて英語4技能試験に挑戦する学習者でも対応しやすいです。

デュオリンゴテスト対策を始める前に英検を使って英語力を底上げすべき理由

  • 英検は級別に難易度が異なるため最適なレベルを選びやすい
  • 英検は教材が豊富なため学習がしやすい
  • 英検は問題形式がシンプルなため、最初の4技能試験対策として対応しやすい

そうした点からも、そもそもの英語力が足りない人はデュオリンゴテスト対策をする前に、まずは英検を活用するのがオススメです。

デュオリンゴテストの目標スコアと同じ、もしくは最低でも1つ下の英語レベルの英検級にまず合格してから、デュオリンゴテスト対策に移った方が結果として近道なのです。

Fluency(流暢さ)を高めるためにエクステンシブラーニングを取り入れる

英検をベースに学習を進めることをオススメしましたが、一方でデュオリンゴテストに臨むうえで早めに対策をした方がいい学習があります。

それは、Fluency(流暢さ)を高めるための学習です。

デュオリンゴテストは英検のみならず、TOEFLやIELTSに比べても問題の回答時間がかなりシビアです。そのため、いちいち和訳をしながら英語を理解していたり、日本語で考えてから英語をアウトプットしているようだと点数は伸びません。

英語を英語のまま理解し、英語のままアウトプットできるようにするスピードを高めること、つまりFluency(流暢さ)を高めることが重要なのです。

一方で、日本人学習者はAccuracy(正確さ)やComplexity(複雑さ)を高めることばかりに時間をかけてしまいます。

英語4技能を向上させるための3つの視点

  1. Accuracy(正確さ)|英語を正確にインプット・アウトプットできる
  2. Complexity(複雑さ)|多岐に渡る複雑な語彙や文法を駆使して英語を運用できる
  3. Fluency(流暢さ)|途中で詰まることなく、スラスラと速く英語を運用できる

英検を活用して勉強する際もFluency(流暢さ)の向上を陥りがちです。なぜなら英検は、デュオリンゴテストほどFluency(流暢さ)を向上させなくても点数を伸ばすことができるからです。

では、どうすればいいのか?

早い段階でエクステンシブラーニング(Extensive Learning)を取り入れましょう。

リーディングで言えば、精読ばかりしているのではなく自分にとって簡単な英語を大量に読む多読(たどく)にも並行して取り組む。リスニングで言えば、ディクテーションやシャドーイングを何度も繰り返すだけではなく英語を大量に聴く多聴(たちょう)にも取り組む。

多読や多聴のように、簡単な英語を大量にインプット・アウトプットしたりする学習をエクステンシブラーニング(Extensive Learning)といいます。

方や、日本の英語教育や教材は、文法や精読といった難しい英語を精確に時間をかけて学習するインテンシブラーニングにかなり偏っています。これではFluency(流暢さ)が上がってこないため、デュオリンゴテストの点数が向上してきません。

ですから、早い段階からエクステンシブラーニングである多読や多聴にも取り組むことことでAccuracy(正確さ)やComplexity(複雑さ)だけでなくFluency(流暢さ)も同時に上げていくことが、デュオリンゴテスト対策において重要なのです。

早い段階から多読や多聴といったエクステンシブラーニングに取り組むことでFluency(流暢さ)を高める

日本人が特に苦手なスピーキング練習に早めに取り組む

日本人は、本当にスピーキングが苦手です。TOEFL iBTのスピーキング平均スコアは15点で、世界最下位という結果も過去に出ています。

それもあってか、日本人学習者は「スピーキングは文法やリーディング、リスニングがある程度できるようになってから始めるべきだ」とスピーキングを後回しにする傾向があります。

しかしそれは、2つの観点から誤りです。

一つ目の理由は、デュオリンゴテストのスピーキングセクションで苦戦する日本人学習者が多いため、早めに対策すべきだからです。

繰り返し述べている通り、デュオリンゴテストは制限時間がかなりシビアです。準備時間がほとんどない中、即興で最低でも1分間英語を話し続けることが求められたりするわけです。スピーキングが苦手な日本人はここでかなり苦戦が強いられます。

だからスピーキングを後回しにせず、早めに対策し始めましょう。

また、英語4技能全体を効率良く伸ばしていく観点でも、スピーキングはとても重要です。

私たちは母国語を学ぶ際、まずは耳と口で言葉を学んでいきます。これは日本人だけでなく、全人類共通です。

つまり、話し言葉(スピーキングとリスニング)をまず習得し、それから書き言葉(ライティングとリーディング)に移っていくのが言語習得上、自然の流れなのです。

日本人学習者は、この逆をやっています。まず文法やリーディングを完璧にしてから、それからスピーキングに移ろうと考えるのです。

しかし、スピーキング能力の向上は、同じアウトプットであるライティングだけでなく、リスニングやリーディング力の向上も促します。なぜならスピーキングができることでインプットを「瞬時に推測する力」が養われるからです。

この「瞬時に推測する力」が身につくことで、リスニングで音声を聴き逃した際に勝手に補完され理解できたり、リーディングにおいても文法事項を自然と予測しながら読むことができるようになるため理解スピードが上がります。

このように、スピーキング力向上は、スピーキングだけでなく英語4技能全体の底上げに繋がっていくわけです。

スピーキング練習を早い段階から始めた方がいい理由

  1. 多くの日本人学習者はデュオリンゴテストのスピーキングで苦戦を強いられるため
  2. スピーキング学習は英語4技能全体の底上げになるため

以上の理由から、デュオリンゴテストの目標スコアを達成するために早い段階からスピーキング練習にも取り組んでいいきましょう!

デュオリンゴテストの点数を上げるための、英語力底上げ学習方針まとめ

  1. 最低でも英検2級〜準1級レベルに到達してからデュオリンゴテスト対策を始める
  2. 早い段階からエクステンシブラーニング(多読など)を行い、Fluency(流暢さ)を上げる
  3. スピーキング練習を早い段階から始める

デュオリンゴテスト対策は包括的な英語学習が必要

いかがでしたでしょうか。

今日はデュオリンゴテスト(duolingo english test)について詳細に説明してきました。

デュオリンゴテストは受験費用が安く、オンライン受験も可能なためとても便利です。

一方で、14パターンに及ぶ問題形式に対応しなくてはならず、限られた回答時間で問題に答えていくFluency(流暢さ)も必要であることをお話ししてきました。

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あなたの今の英語力からどういった学習に取り組むべきか、全てお伝えいたします。

また、もし必要であればあなたの英語学習をコーチングすることも可能です。

デュオリンゴテストで点数を伸ばすためには、

  • 戦略|何を優先させて英語4技能を伸ばしていくか
  • 方法|日々、どういった学習法に取り組んでいくか
  • 計画|毎日の学習をどのように組み立てていくか
  • 習慣|日々の学習をどのように継続させていくか

この4つ全てを揃えなくてはなりません。

どれか一つが欠けてもデュオリンゴテストの点数は伸びていかないのです。

リフイングリッシュコーチは、あなたに合った英語学習をゼロから作る完全オーダーメイドの英語4技能コーチング。デュオリンゴテスト対策にも対応しています。

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岡山 太

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正しい英語学習で、効率的にデュオリンゴテストの点数を伸ばしていきましょう!

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