英語は嫌い。勉強習慣もない。文法もよくわからない。
だけど、英語力を伸ばす必要がある。英検にも合格しないといけない。
あなたもそんな一人かもしれません(もしくはそんな子供を持つ親御さん)。
英語は正しい学習を継続させできれば誰も伸ばすことができます。日本国内でも英語は話せるようになります。英検1級・TOEFL95点・TOEIC900点といったCEFR C1レベルにも到達できます。
「正しい学習を継続する」。これが思いのほか難しいため、みんな途中でつまづいてしまうのです。
「英語の勉強の仕方がわからない」
「そもそも英語が嫌いだから、勉強なんて続かない」
今日は、そんな状態から始まったある高校生のインタビューをお送りします。
名前は、安田恭嘉(みつひろ)くん。高校2年生。
彼はご両親の勧めからアメリカへの高校留学を決めたものの、英語が嫌い。定期試験は赤点ギリギリ。勉強の習慣もない。
だけど留学に向けて最低でも英検準2級に受からないといけない。
しかし最初に解いた英検準2級過去問の正答率は4割にも満たない状態でした。
そこから、完全オリジナル英語4技能コーチング『リフイングリッシュコーチ』を使って、一つひとつ英語を学んでいきました。
結果、見事英検準2級に合格、今はアメリカのオレゴン州にあるサンティアムクリスチャンスクールに通いながら充実した留学生活を送っています。
アメリカでの留学生活の様子や英検準2級に合格するまでの過程を聞いていきたいと思います!
英語学習だけでなく、恋愛話(!?)まで飛び出すみつひろ君のインタビューをぜひ、お楽しみください!
岡山 太|英語4技能コーチ
- 20歳から独学で英検1級・TOEIC 900点・TOEFL iBT 100点を達成し英語が話せるように
- 子どもから大人、初心者から英検1級レベルまで多くの英語学習者を直接指導
- 株式会社明光ネットワークジャパンにて、生徒数千人を輩出した英語スクールの事業責任者などを歴任
- 現在は、「全ての人の『英語が話せるようになりたい』を叶える」をミッションに、英語4技能コーチとして活動中。英語スクールのコンサルティングも行う
充実したアメリカでの高校生活。「カルチャーの違いが新鮮で、楽しい。」
岡山:
おー!みつひろ、久しぶり!
みつひろ君:
久しぶり。
岡山:
渡米して2ヶ月ぐらい経ったと思ったんだけど、最近の様子教えてもらえる?
みつひろ君:
とにかく楽しい。めっちゃ充実してる。
岡山:
それは良かった。日本にいる時と比べて、顔色というか、目の輝きというか、全然違うもんね。
楽器はアメリカでもやってるの?
みつひろ君:
うん、やってる。
選択授業でブラスバンドの授業があって、それを選択したから。
食堂でランチしていると必ず、ブラスバンドの誰かが前の席に座って話しかけてくれる。
今日はティファニーが話しかけてくれて、一緒にランチしたよ。
岡山:
めちゃくちゃ楽しそうだね。
他にはアメリカで印象的なことってある?
みつひろ君:
カップルが学校内で普通に手繋いで歩いてる(笑)
岡山:
マジで?(笑)
みつひろ君:
うん(笑)
カップルで歩いていても、誰か友達と遭遇するたびに挨拶して軽く話してっていう感じで、すごいオープンなんだよね。
アメリカは男女関係なく、すんごいオープン。なんか、そういうのいいなあって思う。
岡山:
みつひろに合ってそうだよね。
みつひろ君:
うん、アメリカは日本よりも色々自由だし、すごい充実してる。
英語で勉強するのも楽しい。
岡山:
(あのみつひろが「英語で勉強するの楽しい」なんて言ってる…!)
英語嫌いでゼロからのスタート。「自分に合った英語学習を考えてくれたのがよかった。」
岡山:
でも日本にいる時は、「英語が聞こえてくると異様な睡魔に襲われる」って言って、すごいレッスン中も眠そうな時あったよね(笑)
みつひろ君:
まあそれは、今も変わらない(笑)
岡山:
アメリカでそれはまずいでしょ(笑)
アメリカ留学をしようってなった時の英語力、教えてもらえる?
みつひろ君:
英語はほぼ全くできなかった。文法もよくわからなかったし、学校の定期試験は赤点ギリギリ取らなければいいやって感じで勉強してた。
数学は計算ならできるから比較的好きだったけど、英語は嫌いだった。
岡山:
勉強の習慣は?
みつひろ君:
勉強の習慣はなかった。全く。テスト前に少しやるだけ。
岡山:
最初電話で話した時、「脳死でひたすらTikTok見てる」って言ってたよね(笑)
みつひろ君:
ほんとそんな感じ。
岡山:
そんな中、一緒に英語学習を始めたわけだけど、どんな教え方が良かったとかある?
みつひろ君:
えー、なんだろ。特にないかな。
岡山:
照れずに教えて!(笑)
みつひろ君:
何より、先生は強制してこなかったことがよかったかな。
疲れた時、雑談や休憩を挟みながら勉強する内容をライティングからリスニングに切り替えてくれたり。あれがかなり良かった。
岡山:
いや、ホント、みつひろ先輩のモチベーションを維持するのは大変でしたよ(笑)
みつひろ君:
まあ、思春期だからな(笑)
岡山:
それ、いつも言うよね(笑)
みつひろは、特にライティングが伸びたと思うんだけど、何か要因はある?
みつひろ君:
とにかく数をこなしたことかな。
先生と一緒に書いていく中で、段々と英語の仕組みがわかってきたと思う。
岡山:
あと、単語学習もアプリでしっかり取り組めたよね。
みつひろ君:
うん、あれも電車の中でひたすらアプリをやればいいだけだったから楽で取り組みやすかった。
岡山:
でも、シャドーイングや音読はやらなかったよね…
みつひろ君:
うん、あれは気分が乗らなかった(笑)
岡山:
だからみつひろオリジナルで、リスニング学習をシャドーイングなしでも伸びるように調整したよね。
みつひろは耳が良かったこともあって、リスニングも問題なく向上したから良かったよ。
みつひろ君:
でも今アメリカ来て思うのは、発音ちゃんとやってよけば良かったって思う…。本当カタカナ発音だと通じないから。
岡山:
だからシャドーイングやればよかったのに…!
みつひろ君:
いや、あの時は、そういう気分じゃなかったから仕方ない(笑)
岡山:
そうなのね(笑)
みつひろ君の英語指導ポイントまとめ
- みつひろ君が「これなら取り組める」と納得できる英語学習をオリジナルで設計。通学の電車の中での単語暗記や、シャドーイングなしでも聞き流しだけでリスニング力が上がるレッスンをみつひろくんオリジナルで修正を行う。
- 地頭が良く、自分のアイディアを考えるのが好きだったみつひろ君の強みを生かして、エッセイライティングの指導を中心に実施。ライティングの中で見えてきた文法の弱点をその都度、復習。瞬間英作文でのアウトプットプラクティスまで行うことで、ライティングでの表現を強化。
- みつひろ君はモチベーションの波が激しく強制を嫌うタイプ。そのため雑談や休憩を小刻みに取り入れながら、集中力が続くようにレッスンを工夫。その中で恋愛相談に乗ることも…(後述)
英検準2級に見事、合格!しかし本人は・・・
岡山:
最初、英検準2級の過去問を解いてもらった時、リーディングとリスニングの正答率は4割も取れてなかったんだよね。ライティングも2行ぐらいしか書けてなくて…
学習開始時のみつひろ君の英検準2級正答率
- リーディング|37問中14問正解(正答率38%)
- リスニング|30問中11問正解(正答率37%)
- ライティング|2行しか書けず。
そこから努力が実って、英検準2級に見事合格できたわけだけど、やっぱり嬉しかった?
みつひろ君:
いや、特に。俺、謙虚だから。
岡山:
いやいや、めちゃくちゃニヤニヤしてたじゃん!(笑)
みつひろ君:
そうだっけ?(笑)
まあでも、英検準2級合格は当初の目標だったから、ちゃんと合格できたのは嬉しかったかな。
岡山:
もし全く英語を勉強せずに英検準2級にも受からずにアメリカに行っていたら今頃どうなっていたと思う?
みつひろ君:
今アメリカいてもリスニングで困ることはあんまりないんだよね。勉強してなかったら今ほど聞き取れなかったかもしれない。
岡山:
おー!そうなんだ。
リスニング困らないってのは大きいよね。みつひろは元々、耳が良かったのもあるけど、準2級のリスニング正答率だって最初は4割も取れなかったわけだから。
最後の方は過去問解いても8割以上は取れたから、確実にリスニング力も向上してたよ。
一番役に立ったレッスンは・・・、恋愛相談!?
岡山:
英単語、ライティング、リスニング、面接対策、リーディングなどなど、本当に色々な学習をしてきたけど、一番役に立ったレッスンは何?
みつひろ君:
うーん、恋愛相談かな。
岡山:
英語じゃないんかい(笑)
みつひろ君:
うん(笑)
岡山:
みつひろは一時期、恋愛に悩みすぎて英語どころじゃない時があったよね。だから、モチベーションを維持するためにも恋愛相談にも結構のってたよね。
みつひろ君:
一度先生が、俺の感情を整理してくれたことがあったじゃん。
俺の気持ちをヒアリングしながら書き出してくれて。「この気持ちを伝えたらどうなる?」とか「じゃあこっちを伝えたらスッキリする?」とかって。
あれがかなり良かった。
岡山:
あの時のみつひろは本当にしんどそうだったから。
みつひろは、相手のことを優先しすぎて自分の感情を押し殺す傾向性があったよね。
だから、「自我強めでいいから、一旦みつひろのワガママな感情を洗い出そう!」って色々引き出したのを覚えてるよ。
みつひろ君:
友達にも恋愛話はしてたけど、先生としてたぐらい深くは話さない。
友達のアドバイスも確かにありがたいんだけど、「そのアドバイスは俺には当てはまらないなぁ」って感じてあんまり建設的にならないことも多くて。
でも先生との恋愛相談は、先生の考えを押し付けてくるんじゃなくて、どうすべきかを俺自身の中から引き出してくれて、具体的に次、何をすべきかが見えてきたから。
あれは本当に大きかった。
岡山:
おー!それは良かったよ。
恋愛相談で一番、学んだことは何?
みつひろ君:
下には下がいるんだなって。
岡山:
どういうこと?
みつひろ君:
いや、先生が同じ人に2、3回告白してフラれた話をしてくれたじゃん(笑)
それ聞いて、「あ、下には下がいるんだな。じゃあ俺も気持ちぶつけても大丈夫だわ」って気持ちが楽になった(笑)
岡山:
おい(笑)
まあでも、みつひろが正直に自分の気持ちを相手にぶつけられたんだから、それは良かったよ。最後、すごいスッキリして、男らしくなってたよね。
みつひろ君:
「恋愛相談の岡山」で売り出したらいいと思う。
岡山:
まあ確かに心理カウンセラーの資格も持っているし、そういうのは得意だけど…
でもとにかく、英語学習だけじゃなくてみつひろのそういったプライベートでも役に立てていたならよかったよ!
英語を超えたコーチング指導のポイント|Social Emotional Learning
英語は言語であり、ツールです。最終的には、英語を使って自分の感情や考えを伝えられるようになる必要があります。
一方、生徒の中には、英語力以前に「自分自身の意見がわからない」「自分の気持ちや考えが整理できない」といった人も意外に多いです。
私は、英語4技能コーチングを通して、英語力だけでなく自分の考えや感情を整理し、適切な言動を選択できるスキルを身につけて欲しいと考えています。
今回みつひろ君は、かなり恋愛に悩み、英語学習にすら支障をきたしていたので深く対話を重ねました。
みつひろ君は自分の感情を押し殺して深く沈み込んでしまう時があったので、その感情を傾聴し、「何よりもまずは『言葉』としてその感情を外に出し、『言葉』を通して自分のありのままの感情を認めること」を促したわけです。
これは一見英語学習と関係ないように見えますが、「言葉を用いた情動スキル」という意味では、日本語にも英語にも共通する普遍的な言語スキルと言えます(こうした社会的・情動的な学習を「Social Emotional Learning」と呼んだりもします)。
生徒が自分自身の感情や思考を上手に扱えるようになると、学習へのモチベーションも上がります。また、言葉を使った感情や思考の表現スキルも向上するわけです。
一見英語学習には関係ない恋愛相談も、対話的に感情を引き出し整理してあげることで、実は言語学習と深い関係を持たせることができるのです。
親元を離れてひとりアメリカへ。そこで芽生え始めた自立と自学。
みつひろ君:
アメリカの高校、昼過ぎにはもう授業終わるんだよね。
岡山:
家帰ってからは何してるの?
みつひろ君:
帰ってからは宿題やったり、自分で英語を勉強したり…
岡山:
え!?全然、日本にいる時と全然違うじゃん…!
みつひろ君:
この前は数学の宿題、深夜2時までやってた。簡単なんだけど、40問とか宿題出してきて全然終わらない。
岡山:
めちゃくちゃ頑張ってるじゃん。
授業もちゃんと起きてるの?
みつひろ君:
起きてるよ。
たまに宿題聞き逃す時があるから、授業終わったら先生にちゃんと宿題聞くようにしてる。出し忘れていたものが発覚したら、遅れてもちゃんと提出するようにしてる。
岡山:
みつひろ、変わったね…!アメリカ行って、自立心芽生えてきてる。
みつひろ君:
留学するのがゴールじゃないから。
英語力上げるために今、自分でやっていることがあって…
岡山:
おー!何やってるの?
みつひろ君:
こんな感じでノートに単語や熟語をまとめてる。
授業で出た単語、言えなかった単語、前は覚えてたけど忘れちゃった単語や熟語をピックアップしてノートにまとめてるんだよね。
それからこの単語を使って自分で例文を作る。例文を作るときはアウトプット力を高めるためにできるだけ翻訳しないようにして。
作った例文を最後、chatGPTに正しいかをチェックしてもらってる。
岡山:
みつひろ、自学心がすごい身についてきてるね…!日本にいた時と全然違う…!
留学している間はアウトプットで使える単語や表現を増やすチャンスだから、そうした学習で「わかるだけでじゃなくて使える単語」を増やしていくのはすごい効果的だと思うよ。
今後のことは何か考えてる?大学進学とか、その先とか。
みつひろ君:
今はまだわからないかな。アメリカの大学は卒業が大変らしいから、自分が本当に行きたいのかもまだわからない。
仕事もまだわからないけど、動物が好きだから、動物保護系のNPOとかボランティアとか、そういうのでもいいのかなとか思ったりはしてる。
まあとりあえず、1年間アメリカの高校で勉強して、それからまた考えようと思う。アメリカでもう1年頑張るのか、どうするのか。
岡山:
いいじゃん、いいじゃん。
とりあえず今、すごい充実しているように見えるし、毎日勉強も頑張れているみたいだし、この調子で頑張ってね。
たまにまた、アメリカの様子教えてよ。
みつひろ君:
充実してるから自分からは連絡しないと思う。
岡山:
では、私がみつひろ先輩に連絡を入れさせていただきます(笑)
みつひろ君:
おう(笑)
英語力だけではなく、人間的な成長も見せてくれたみつひろ君
いかがでしたでしょうか。
今日は、英語嫌いの学習習慣ゼロから始まり見事英検準2級に合格、今は楽しくアメリカで留学生活を送っている安田恭嘉(みつひろ)くんにお話をお伺いしました。
アメリカ留学が楽しそうで羨ましすぎる!
途中、恋愛相談についての話になったりと、少し不思議なインタビューだったかと思います。
でも、それぐらいみつひろ君とは本当に色々な話をしました。
英語を指導するうえでも、やっぱり生徒との信頼関係は大切です。それ無くしては何も始まりません。
もちろん英語学習のやり方を指導する時は超真剣、超丁寧を心かげてます。生徒一人ひとりの英語学習をゼロからオーダーメイドするときも、「もっといい方法はないか」「もっと効率的に英語力を上げられないか」といつも考えています。
ただ一方で、今日のインタビューでも感じていただいたように生徒と同じ目線に立って、隣で並走する姿勢は忘れないようにしています。
私も20歳から独学で英検1級・TOEFL iBT 100点を取るまでの過程で、散々悩み、挫折しかけながら英語学習を続けてました。
だからこそ、英語を勉強する生徒一人ひとりの大変さも身に沁みてわかります。そんな生徒の気持ちに少しでも寄り添いながら、英語4技能をしっかりと伸ばしていけるような指導を心がけています。
もしあなたがみつひろ君のように、
英語の学習の仕方がわからない…
英語が嫌いだから勉強が継続できない…
それでも英検に合格しないといけない…。留学にも行ってみたい…!
そんなお悩みがありましたらぜひ一度、お話をお伺いさせてください!
無料オンラインカウンセリングを実施していますのでお気軽に、なんでも、ご相談ください。
今の英語力分析から、どういった英語学習を進めていくべきかのアドバイスまで、全て無料で実施させていただきます。
高校、大学留学のご相談にも乗れますので、留学に興味がある方もぜひお問い合わせください。
英語は誰でもできるようになります。正しい学習を継続させできれば誰でもできるようになるのです。
その方法論を一人でも多くの人に届け、みつひろ君のように英語を通して広がっていく世界を楽しんでもらいたいと思っています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
↓みつひろ君のご両親のインタビューはこちら↓